めっきり、暖かくなってまいりました。こうなると難しいのは、外出時に着ていく格好。
読みを誤ったが最後、一日の快適度は急降下していまします。着込んだら陽気に、薄着だと寒波に……だなんて想像しただけで、最悪! 季節に合わせた服装こそ、快適に過ごすコツなわけです。

さて気が早いですが、今回は「クールビズ」のお話を。美容外科・東京イセアクリニックがプロデュースする男性専門院「ゴリラクリニック 池袋本院」は、日本人男女計105名を対象に「夏の男性ファッション(汗・臭い)」に関するアンケート調査を実施しています。
というのも地球温暖化対策の一環でクールビズが提唱されてから、今年で11年目だそう。皆の「クールビズ」に対する思いを、今回は探ってくれてるのかしら!?

ではまず、女性にのみ向けたこんな質問から。「日常生活やビジネスシーンで嫌われる“夏場の男性ファッション”は?」。このクエスチョンへの回答ベスト5、順番に列挙してみましょうか。
・1位:「透け乳首」が最も嫌! フル勃起の乳首がシャツ上に透けている(84.1%)
・2位:「頭髪の薄毛の汗」! 湧き出る汗で髪の毛がべったり(66.7%)
・3位:「ワキ汗」! ワキの汗ジミが目立つ (54%)
・4位:「背中の汗」! 汗で背中がべったり(41.3%)
・5位:「ワイシャツの下に下着(肌着)を付けていない男性」(34.9%)

実は同内容の質問を、男性限定でも投げかけています。「格好悪い! 自分だったら嫌だ! と思う“夏場の男性ファッション”は?」。こちらでの回答は、なんと1~4位までは女性と同列。
第5位のみ異なり、「ハーフパンツからのぞくモジャモジャのスネ毛」(40.5%)でした。
このスネ毛という回答は、女性は2割以下(19%)しか気にしていないことも判明しています。

さて、夏といえばこの質問。「“汗をかきやすい男性”をどう思いますか?」。このド直球のクエスチョンを、まずは女性に限定してぶつけてみます。結果、「臭いそうで不潔だと感じる」(42.9%)と「多汗は、不快に感じる」(30.2%)がトップ2を占拠。
逆に「気にしない・何とも思わない」回答は2割以下(17.5%)だし、なんと「男気を感じる・好印象を抱く」回答は0%に!
続いて「『自分が汗をかくこと』に対し、どう思いますか?」と、男性に限定して聞いてみます。すると「不快! 服やシャツが濡れるから嫌。汗ジミが目立つのが嫌」は71%で、「臭いそうで不潔」は56.5%、「周囲に対し恥ずかしく嫌悪感」は55.1%にまで到達しています。一方「気にしない・何とも思わない」回答は2.9%止まりなので、97%以上の男性は“気にしている”という計算になるわけですね。

ここまでのデータを見ると、クールビズで気を付けるべきは「汗」だと確信せざるを得ない。ならば、具体的な話に突入しましょうか。まず、またしても女性限定で「夏場、男性ファッションで、汗をかいていると不快に感じる身体部位はどこですか?」と聞いてみます。
その結果は、以下。
・1位:「ワキ」が最も嫌!(73%)
・2位:「頭髪の薄毛の汗」! 湧き出る汗で髪の毛がべったり(65.1%)
・3位:「顔の汗」! 顔全体に汗をかいている (52.4%)

一方、男性限定に質問した「夏場、自分が汗をかきたくない身体部位」への回答トップ3は、こちら。
・1位:「ワキ」が最も嫌! 最も避けたいワキ汗・ワキの汗ジミ(85.7%)
・2位:「顔の汗」! 顔全体に汗をかきたくない (69.0%)
・3位:「頭髪の薄毛の汗」! 湧き出る汗で髪の毛がべったり(50%)

……とまぁ、男にとっては何とも“生きにくさ”を感じさせるデータとなりましたが、面倒だろうが何だろうが、やはり無視できない。快適に過ごすためのクールビズが、逆に周囲に不快感を与えていたならば最悪ですもん。
ここで、振り返りましょう。女性から最も嫌われる“夏場の男性ファッション”は、フル勃起の「透け乳首」でした。これだけは、どうしても避けたいんですけど……。
「産後の授乳等、女性特有の悩みとして注目を集めがちな『乳首(乳頭)縮小術』ですが、男性の乳頭(乳首)は意外と目立つため、男性でも手術を希望される方は多くいらっしゃいます。理由としては、乳頭(乳首)を気にして温泉やプール等で上半身裸になれない、シャツからプチっと透けることを嫌って夏場でもスーツを脱げない、薄着になれない、友達や彼女に指摘された……等が挙げられるでしょうか」(「ゴリラクリニック 池袋本院」担当者)

正直、自分には「手術」という発想はなかった。これは、悩みどころだな……。夏を前にわれわれ男性陣、課題でいっぱいじゃないですか!
(寺西ジャジューカ)
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