エスニック料理なのか、それとも和食なのか――タイ風のグリーンカレーに酢飯を組み合わせた不思議なメニューの提供を、ゼンショーグループの回転ずしチェーン「はま寿司」が始めた。先陣を切って「シャリカレー」を発売した「くら寿司」に対抗したのだろう。
回転寿司メニューのニューウェーブ
はま寿司は、座席に設置された画面をタッチして希望の商品を注文できるシステム。サイドメニューの選択画面で、「茶碗蒸し」や「なんこつのから揚げ」の近くに「シャリで味わうグリーンカレー(税別380円)」の文字を見つけた。もはや何のお店なのかわからなくなってくる並びだ。
近ごろ回転ずしチェーン各社は従来の寿司ネタ以外の商品開発に熱を上げており、フライドポテトや鶏のから揚げがレーンに流れてくるのは当たり前。お酒もあればスイーツもある。そこにやってきたニューウェーブがカレーというわけだ。しかも、はま寿司が出してきたのはタイ風である。チャレンジングすぎる!
注文から数分。寿司と一緒にグリーンカレーがレーンに流れてきた。丼ぶりの酢飯にたっぷりとカレーがかかっている。口にするとバイマックルー(コブミカンの葉)のさわやかな香りがして、唐辛子がきいているのかピリッと辛い。
だが、酢飯とグリーンカレーの相性はやはり微妙だ。通常のグリーンカレーには感じないはずの酸味に頭が混乱する。エスニックを食べている気分から急激に和食に引き戻されるのだ。「それぞれ別に食べた方がおいしいのでは」と考えてしまう。とはいえ、マグロの寿司とグリーンカレーを同時オーダーできる店はあまりない。寿司・カレー・寿司・カレーの順番で結局2杯食べた。
(小島カズヒロ)