今や社会現象と言ってもよいほどの流行を見せているスマホアプリ『ポケモンGO』。世界1億ダウンロードを突破し、その勢いはとどまることを知らない。
全国の小学生の約6割近くがスマホを所持しているというこの時代、基本無料で楽しむことができるこのゲームは当然小学生たちの間でも大ブームだ。だが、ポケモンGOに関連する事故や事件がいくつか報道されており、ついにプレイを完全禁止にする小学校が現れたというネット上の投稿が話題になっている。

管理アプリにより再インストール不可に


2016年8月1日、2ちゃんねるに「ついに息子の小学校でポケモンGOが完全禁止になってしまった……」というスレッドが建てられた。スレ主によると「先ほど連絡網が回ってきて、次の登校日に一斉アンインストールするって手筈らしい。まだ息子には教えてない」とのこと。ポケモンGOに関連した苦情が増え、6年生の女子がポケモンGOプレイ中に変質者の被害に遭うなどしたため、夏休み中の約束としてポケモンGOを禁止する、という学校の方針のようだ。

登校日に親が子供のスマホを学校に持っていき、強制的にポケモンGOをアンインストール、その後管理アプリにより再インストールできなくするという学校側の強硬策。
真偽は不明だが、この投稿が本当だとしたら大変なことだ。ネットでは「ポケモンGOやらなければ事件は起きなかったのかって言ったらそんなことないのに」「うちの子の学校がそんなこと言ったらクレームだわ」「俺ならそんな学校の指示無視する」という声が相次いでいる。

小学生の子供を持つ親はポケモン世代


それもそのはず、現在小学生の子供を持つ親の多くが、実はドンピシャのポケモン世代。ポケモンに対する並々ならぬ愛情があるうえ、親や学校とのゲームを巡る確執も過去に経験済み。しかし、だからといって無条件で子供にポケモンGOをやらせるというつもりも親たちにはないようだ。「教えないといけないのは使い方だろ、歩きスマホとか道路でのプレイ、深夜プレイ、自宅から遠いところでのプレイとかを禁止すべき」「実社会で絶対必要なネットリテラシーを勉強させるべき」と、ポケモンGOやスマホとの上手な付き合い方を教えていくべきだとする意見も多くみられた。