立憲民主党岡田克也幹事長は20日の記者会見で岸田文雄総理(自民総裁)が総裁選挙に不出馬を表明し、総選挙が近づいている近況を踏まえて「(新総裁・総理が決定した後に)解散総選挙があると言われているが、(新総理は)少なくとも衆参本会議の代表質問と予算委員会での質疑をしっかり行って、国民の皆さんに新内閣が何を目指しているのかが分かるようにしたうえで解散してもらいたい」と新しい内閣が何を目指すのか、国会論戦で示したうえでの解散を強く求めた。


 自民党の総裁選挙は9月27日投開票で行われることが決まった。

これを受けて、10月衆院解散・11月投開票で実施されるのではないか、との見方が強まっている。一方、立憲民主党の代表選挙は9月7日告示、23日投開票で実施される。


 自民党は派閥の「裏金問題」はじめ公設秘書給与詐取など不祥事が相次ぎ、政治とカネ問題が後を絶たない党だけに厳しい選挙になることが避けられず、一方、立憲民主党は党への支持率を上げることができないままになっていることから、18歳~60代までは無党派層が半分を占めるだけに、この層からどこまで票を獲得できるかが選挙の勝敗を決めることになる。


 そのため、今回の総裁・代表選挙は自民にとっても、立憲にとっても「選挙の顔」選びの選挙色が非常に強くなる。誰なら勝てる!ここに焦点をあてての代表選びになりそう。一方、有権者はイメージや外見に惑わされることなく、中身をよく見、投票先を選ぶ賢明さが必要だ。(編集担当:森高龍二)

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