
SUBARUは、新型「SUBARU BRZ」(米国仕様車)を世界初公開した。初代BRZは、この7月に販売店での注文受付を終了し、トヨタの「86」も12月で終了すると噂に昇り、コンパクトFRスポーツの命運も尽きたか、と思われていた矢先の発表である。
発表となった新型BRZも、トヨタ自動車との業務提携で掲げる「もっといいクルマづくりの追求」の取り組みを通じて、共同開発したクルマだ。
BRZは、水平対向エンジンを搭載したFWDのピュアスポーツカーだ。2012 年に発売した初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」というメリットを持つ水平対向エンジンの特徴を活かし、低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現した。
初公開した新型「SUBARU BRZ」は、初代モデルが提供してきたスポーツカーの走りの愉しさをさらに充実させ、ユーザーに安心感をもたらす新たな価値を加え、誰もが愉しめるスポーツカーとして、全方位に大幅な進化を遂げたとしている。
新型は初代モデルから排気量を拡大した2.4リッター水平対向4気筒エンジンを搭載。最高出力228hp、最大トルク249Nmを発揮する。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクは15%向上。滑らかに高回転まで吹け上がるレスポンスの良さ、スポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらす。