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いつものように4人で椿の家に集まり、帰宅しようとするゆくえのもとに、美鳥から電話がかかってくる。後日ゆくえは美鳥とカフェで再会し、他の3人の話をする。ゆくえは3人に内緒で先に自分だけ会いにきたことを美鳥に伝えた後、夜々に電話をかける。その頃夜々、紅葉、椿の3人は椿の家に集まっていたが、ゆくえからの電話を受け、夜々と紅葉は慌てて帰っていった。何が起きたのか分からず、一人置いていかれる椿。しばらくすると家のチャイムが鳴り、ドアを開けるとそこには美鳥の姿があった。
美鳥は椿の家に入ると、「変な感じ。違う家みたい。でもなんか、ちゃんと帰ってきた感じがある」と言う。美鳥と久々に再会し、嬉しそうな椿。椿が「どうしてるかなって。たまに思い出してて。
中学時代の美鳥はいつも怪我をしていて、学校の皆から嫌われていた。同じクラスの同級生だった椿は、ある日実家の花屋の店先で花を見つめる美鳥に声をかける。椿は頬を怪我していた美鳥を自宅に入れ、椿の母に傷の手当てをしてもらう。そして椿が将棋をしようと提案すると、やり方を知らないと言う美鳥。
椿は美鳥に将棋を教え、それ以降時々一緒に将棋をするようになっていった。美鳥は来る度に新しい怪我を作ってきて、毎回喧嘩したと言っていた。ある日美鳥は何も言わずに転校してしまい、それ以来椿とは疎遠に。椿は美鳥に対して「会えなくてもいいから、もう怪我をしていないように」と願っていたのだった。
ある日、夜々は美鳥と久々に再会する。
家庭環境が悪く、学生時代に親戚の家をたらい回しにされていた美鳥。そんな時、夏休みの間だけ夜々の家に滞在していた。将棋盤を見ながら「女の子やけん、あれはせんでいいって」と母に言われたことを話す夜々に対して、美鳥は「ママには内緒で教えてあげる」と言う。夜々は美鳥に将棋を教えてもらっていたのだ。夏休み最終日に新潟に帰った美鳥。夜々は幼いながらも、美鳥がいつか自分の居たい場所に帰れること、おかえりと言ってくれる人がいることを願っていた。
今回の放送では、夜々と椿の新たな繋がりが明らかになった。椿が美鳥に将棋を教え、美鳥が夜々に将棋を教えていた。また、夜々が好きだった美鳥の手料理は、椿の母が教えていたものだった。
本作は考察ドラマではないが、視聴者がハッとする描写が多い。「男女の友情は成立するのか?」というテーマを掲げながら、別角度の面白さも見せてくれる。果たしてどのような結末を迎えるのか。12月7日(木)に放送される第9話を楽しみに待とう。
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