“伝・豊臣秀長の甲冑”は、豊臣秀吉の弟・秀長が九州平定の際に下げ渡したと伝わるもの。2002年の修復作業の際、天正15年の銘とみられる札が見つかったことや、草野家と豊臣家の関係を示す古文書の存在から、日本で唯一の秀長ゆかりの甲冑である可能性がある。現時点では断定には至っていないものの、歴史的価値の高い遺物として、今後のさらなる調査が期待されている。
結木は大分県日田市出身。3歳で神奈川県に移り住んだが、夏休みには日田市にある祖父母の家で過ごした思い出があるという。俳優デビューしてからは、国の重要文化財に指定されている草野本家の前で自身のカレンダー用の撮影をしたこともあった。この日、初めて目にした甲冑について「こんなに金色風なのに驚きました」と第一印象を語り、「見れば見るほど、秀長役の仲野太賀さんに身につけていただきたくなります」と話した。
大河出演については「シンプルにうれしかった。俳優として目指していた一つの目標」と語り、「実際に甲冑を目の前にして気持ちがさらに上がりました」と意欲を見せた。
また、幼少期に日田市を訪れていた思い出にも触れ、「祖父母の家に遊びに来た記憶が鮮明。日田焼きそばが大好きで、きのうも2杯食べました」と明かした。
一方、草野氏は「秀吉ではなく秀長が主人公と聞き驚いた。なにしろ我が家に伝わる甲冑がある」と語り、長年守り続けてきた文化財への思いを明かした。椋野市長も「戦国武将の甲冑がこの町に残ること自体が、日田の歴史の奥深さを物語っている」と地域の価値を強調した。
さらに結木は、劇中で父・織田信長を演じる小栗旬との共演に触れ、「とても緊張しましたが、オフでは優しく、カメラが回ると別人のようなる」と大いに刺激を受けていると語り、「今回の大河ドラマ経験が、俳優人生のプラスになったと言えるように努力していきたい。この後、織田信孝が活躍する場が増えて来ますので、ぜひご注目願いたいです」と話していた。
その後、結木は大分県庁に移動し、佐藤樹一郎知事を表敬訪問。佐藤知事が「放送を機に甲冑の存在や作品が全国から注目されることを期待している」とエールを送ると、結木は「頑張ります」と応じた。
『豊臣兄弟!』は、豊臣秀吉と秀長の兄弟関係を軸に戦国時代を描く作品。結木演じる信孝は第19話(5月中旬放送予定)から登場し、物語の中で重要な役割を担う。歴史上では、織田信長と長男・信忠が、本能寺の変で討たれた後、残された次男の信雄と三男の信孝は、後継者の座と実権を巡り激しく争い、最終的に信孝は信雄・秀吉連合軍に敗れて自刃に追い込まれた。
■草野本家「伝・豊臣秀長の鎧」一般公開
端午の節句:4月29日~5月24日
天領まつり:10月10日・11日・12日、10月17日~11月23日
定休日:期間中の水曜日・木曜日
開館時間:午前10時~午後5時※入館は午後4時30分まで

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