成田凌主演、日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第8話(読売テレビ・日本テレビ系)が、25日(日)夜10時30分より放送された。今回、現代編で物語のけん引役の一人である森燈子役・山下美月からコメントが到着した。


【写真】衝撃の展開が続く『降り積もれ孤独な死よ』第8話の場面カット【5点】

ドラマの原作は、講談社「マガジンポケット」で連載中のマンガ『降り積もれ孤独な死よ』(原作・井龍一、漫画・伊藤翔太)。本ドラマでは未完の原作を元にオリジナルの要素も交えたストーリーを展開する。成田凌が主演を務め、共演には吉川愛、小日向文世ほか、萩原利久、佐藤大樹、野間口徹、そして山下美月、黒木メイサら演技派キャストを迎えた、現在と過去2つの事件が交錯するヒューマンサスペンスが視聴者を謎の渦へと巻きこんでいる。

とある屋敷で少年少女監禁死体遺棄事件が起き、白骨化した遺体13体が見つかる。刑事・冴木仁(成田凌)が事件の解明に乗り出し、ついにたどり着いた犯人が冴木の後輩である鈴木潤(佐藤大樹)であることが発覚。

鈴木は屋敷の主である灰川十三(小日向文世)の実の息子でありながら、その存在を認められず、父の愛に飢えていたが故、灰川と共に暮らしていた血の繋がらない子供たちを監禁・餓死させた。かつて、屋敷に住んでいた冴木の生き別れの弟・瀧本蒼佑(萩原利久)と蓮水花音(吉川愛)も鈴木に監禁されるが、駆け付けた冴木によって助け出される。

昨日放送が終わった第8話では、森が少女失踪事件を追う理由が明らかに。高校時代、周囲になじめずにいた同級生の東野梓(浅川梨奈)に近づきたくて、家庭に恵まれなかった梓と分かり合えるように、自らも家庭に恵まれていないと嘘をついたこと。そしてその嘘が梓にバレて、直後に梓が自殺したことから、その罪滅ぼしとして記者となり事件を追っているという。

少女失踪事件を追う冴木と森はあるシェルターで美来を発見。行方不明の間、花音と一緒にいたというのだ。
花音は「降り積もれ孤独な死よ」から始まる詩を美来に残して姿を消していた。

次々に明らかになる灰川邸の子供たちの死、冴木と森が追う謎の先に見つかるのは一体どんな真実なのか、第9話は、1日(日)夜10時30分に放送される。

現代編で物語のけん引役の一人である森燈子役・山下美月からコメントが到着している。

──久々の学生服、いかがでしたか?

この年齢(25歳)になって学生役をやることがあまりなく、久々でした。学生に見えるのかなという不安はありましたが、現場でスタッフさんや成田さん、他のキャストの方々が「ちょっと制服姿を見せてよ!」と言ってくださって、現場を盛り上げていただいたので、変に気負わずに演じることができたと思います。

──森が事件を追う理由は学生時代にありました。学生時代の森を演じてみた感想を教えてください。

自分の行動や発言によって誰かを苦しめてしまったという事実は、一生背負っていかなければならない十字架で、森はそれで人を殺してしまったという自覚があるのに、制裁を受けたり、逮捕されたりするわけじゃない。そちらの方が森としてはしんどかったのかなと思います。自分がやってしまったという罪悪感を持ちながら、誰も自分のせいにはしてこない世界は、もしかしたら捕まることや法律的に裁かれることよりも、重荷になって自分にのしかかってくるのではと感じています。

森自身の過去と「美来ちゃんを探したい。この事件をちゃんと追いたい」という気持ちをつなげていく中で、過去があったから動いている、となってしまうと、少し私情を挟みすぎかなという気もして。
森が週刊誌の記者という仕事を選んだということは、自分の過去を背負いつつ、自分なりの正義感を、とても大事にしているのだろうなと思います。

森自身が、この事件を正確に嘘なく世の中に伝えることで、灰川邸事件の関係者だけではなく、苦しんでいる子どもたちや彼らの周りの大人たちにメッセージを届けられるようにと、使命感を持って事件を追っている姿を9話以降もお見せできると思います。8話でようやく森の過去を視聴者の皆さんにお伝えすることができて、ここからまた物語が進んでいくのを、楽しみにしていただきたいなと思います。

──現代編も怒涛の展開が続きますが、視聴者の方に改めて見どころや注目ポイントを教えてください。

2024年の現代編は原作にはないドラマオリジナルの部分なので、今までの一連の事件が今後どう収束していくのか、これまでの伏線や謎がすべて繋がって真実が明らかになる9話、10話をぜひお楽しみください!

【あわせて読む】『降り積もれ孤独な死よ』萩原利久&佐藤大樹が対談「良い環境で良いものができた」

編集部おすすめ