週6、7のトレーニング、減量中は鶏肉ときのこの"沼鍋"、休日も結局トレーニングへ――。女子アームレスリング世界王者の竹中絢音は、競技を離れても貪欲な25歳……かと思いきや、「お寿司もお菓子も大好き」「将来は田舎に引っ込みたい」という彼女。
前編とは別の、フラットな素顔に迫った。(前後編の後編)

【写真】女子アームレスリング世界王者・竹中絢音の撮り下ろしカット【19点】

――週6、7日トレーニングされるとのことですが、休日があればどう過ごしているのでしょうか。

竹中 日曜日を休みにしているんですけど、「何しよう」ってずっと悩むんですよ。でも結局寝ているか、暇すぎてトレーニングに行っちゃうんですよね。

――それで実質週7になっているんですね。

竹中 やることがなくて(笑)。

――休日らしい休日が、ほぼないと(笑)。趣味らしい趣味は?

竹中 ドラマやアニメは結構見るので、それを見ながら有酸素運動したり、散歩したりしています。あとは、カラオケにはちょくちょく1人で行きますよ。そのとき観ているアニメの主題歌をよく歌いますが、十八番は『とある科学の超電磁砲』の「Only my Railgun」です(笑)。

――ちなみに、保育園時代の夢は何でしたか?

竹中 ディズニー映画の『美女と野獣』のベルが好きだったんです。あの黄色のドレスを着たくて憧れていましたね。


――その夢は、まだ叶っていない?

竹中 着る機会、ないんですよ(笑)。

――日々はトレーニングウェアのほうが圧倒的に多そうですね(笑)。食事のほうもかなり気を使っているのでしょうか。

竹中 減量中だけ、鶏肉、きのこ類、わかめなど、決まったものを鍋に入れて、「沼」みたいなものを作って、そればっかりですね。

――"沼鍋"ですね。

竹中 でも普段は好きなものを食べますよ。特にお寿司が大好きで。制限しなかったら回転寿司で20皿はいっちゃいます。あとお菓子も好きで、新作が出ているとつい買ってしまうんですよね。小腹がすいたときは、梅干しとか、カリカリ梅とか、梅系をよく食べます。

――食事と減量を整えながら、お仕事はパーソナルトレーナーが中心だそうですね。

竹中 基本的に日曜日以外はパーソナルで指導しています。


――結婚などの願望は?

竹中 そのうちしたいなとは思いますけど、具体的には考えていないんですよね(笑)。

――どういうお相手が理想ですか?

竹中 居心地が良ければいいです。あと、無言が苦じゃない人がいいかな。自分の時間がちゃんと持てる関係というか。それ以外、特にこだわりはないです。

――「自分より強い人がいい」とか。

竹中 全然気にしなくて、私が何かしても折れないであろう、健康体な人であればいいです(笑)。

――では、ご自身の今後についても教えてください。

竹中 「広める活動は?」とたまに聞かれますが、広まったらいいな、ぐらいです。それを考えていると自分のことに集中できなくなるので。結果として競技人口が増えたらラッキー、ぐらいの感覚です。自分が選手のうちは、試合に勝つこと以外、あまり考えたくないんですよ。
とにかく自分が強くなることに集中していたい。選手生命に関してはそんなに長くとは思っていませんしね。追い込むだけ追い込んで、壊れたら終わりでいいんじゃないかな、と。

――その先、将来の大きな夢を教えてください。

竹中 とりあえず貯金をして、田舎に引っ込みたいんです(笑)。それぐらい本当に何も考えていないんです。今は「とりあえず強くなりたい」しかないです。

▽竹中絢音(たけなか・あやね)
1999年6月29日生まれ、26歳。岐阜県出身。身長156センチ。U.A.G TOKYO所属のプロアームレスラー。10歳で競技を開始し、中学3年で全日本王者、世界ジュニア2連覇、2023年にはWAF世界選手権シニア女子-55キロ級で世界一に輝く。
全日本選手権の男子A2-60キロ級で女子として優勝した経歴も持つ。

【前編】女子アームレスリング世界王者・竹中絢音、10歳で誓っていた世界一「私の場合、出力は最初から100%」
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