私は司法書士として多くの企業の経営を見てきましたし、自身も実業家としてビジネスを動かしています。その経験から言えるのは、不動産投資は他の金融商品と比較して「圧倒的にコントロールしやすい資産」であるということです。
第3回では、多くの人が比較検討する「株式投資」との違いについて解説します。
○日々の価格変動に一喜一憂しない精神的安定
株式投資の最大のデメリットは、市場が開いている間、常に価格が変動し続けることです。暴落のニュースが流れれば、仕事中もスマホのチャートが気になり、本業に支障をきたす人も少なくありません。
一方で不動産は、基本的には、今日明日で価値が半分になることはまずありません。一度入居者が決まれば、毎月決まった日に家賃が振り込まれます。モニターとにらめっこする必要もなく、いわば「良い意味での放置」が可能なのです。この「時間の自由」が得られる点こそ、多忙な会社員にとって最大のメリットと言えるでしょう。
○価値がゼロにならない実物資産の強み
株式投資は、投資先の会社が倒産すれば、その価値は一瞬にしてゼロになります。しかし、不動産には「土地」と「建物」という実体があります。
たとえ建物が古くなっても、土地の価値は残ります。さらに、需要が高いエリアを選定し、適切なリノベーションを施すことで、購入時よりも資産価値を向上させることも可能です。
司法書士として多くの法的リスクを見てきた私から見ても、不動産という物理的な裏付けがある資産は、極めて安全性が高いと言えます。
○家賃収入という計算できる未来
株式の配当金は企業の業績次第で増減しますが、家賃は一度契約を結べば急激に下がることはありません。「今月はこれだけの家賃が入る」「経費を差し引いてこれだけ残る」といったように収支の予測が極めて立てやすいため、将来のライフプランを描く上での「計算できる武器」になります。
さて、不動産にはもう一つ、他の投資にはない強力な特徴があります。それは「自分のお金以上のお金を動かせる」という点です。次回は「不動産投資のレバレッジ効果」について詳しくお話しします。
島田雄左 株式会社スタイル・エッジ代表取締役社長。1988年、福岡県生まれ。24歳で司法書士事務所を開業。国内トップ規模の士業グループに成長させる。その後、自身の経営経験を元に、株式会社スタイル・エッジ代表取締役に就任。共創型ビジネスモデルとして士業や医業のコンサルティングを行っている。YouTubeやXで法律、仕事、マネーリテラシーなどさまざまな情報を配信中。
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