多くの大人たちを虜にする腕時計。部品の精巧さや機能性の素晴らしさを理解すると、腕時計の世界がもっと楽しくなるだろう。
そこでこの連載では、腕時計の初心者から長年のコレクターまで、知っておきたい腕時計の豆知識をクイズ形式でお届けする。
腕時計は宇宙でも動く?

私たちが日常生活で身につけている腕時計。もし宇宙へ持っていった場合でも、正常に動作するのでしょうか?

――正解は次のページへ


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【答え】動く

時計の動力源や仕組みは、基本的に重力がなくても機能するように作られているからです。

機械式腕時計の場合、動力はバネのほどける力なので、無重力でも問題なく時を刻みます。自動巻きのローターも、重力ではなく「慣性」を利用して回転するため、腕を振れば宇宙でも巻き上げられます。

クォーツ式腕時計の場合、動力は電子回路で制御されているため、無重力の影響は受けません。

ただし、上記は宇宙でも人間が生存できる宇宙船内での話です。空気が調整された宇宙船内の環境であれば、市販の時計でもそのまま使えます。

しかし、船外活動で宇宙空間(真空)に出る場合は別です。真空による気圧差でガラスが破損したり、潤滑油が蒸発したり、マイナス100℃にもなる極端な温度変化で止まる恐れがあります。そのため、船外活動にはNASAのテストをクリアした「オメガ スピードマスター」のような特別な時計が使われます。

『トケイ通信』編集主幹&主筆 須川誠 株式会社コメ兵 商品部のエキスパート。
レア物から王道まで、腕時計を見つめ続けて19年。KOMEHYOが運営しているブログマガジン「トケイ通信」の編集長。記事内容の決定から執筆まで一人でカバーし、マニアが楽しく読めるツボをしっかり押さえていると、本当の時計好きから支持されている。専門性としては、「製品の良し悪しの判断」、「ムーブメント」、「真贋」などを得意とする。トケイ通信:https://www.komehyo.co.jp/tokei-tsushin/ 株式会社コメ兵:https://komehyo.jp/ この著者の記事一覧はこちら
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