*12:35JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は小幅に3日続落、ファーストリテが1銘柄で約51円分押し下げ
5日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり87銘柄、値下がり134銘柄、変わらず4銘柄となった。

日経平均は小幅に3日続落。
26.00円安の27232.38円(出来高概算4億7000万株)で前場の取引を終えている。

年明け最初の取引となった4日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落し、382ドル安となった。新型コロナウイルス変異種の感染拡大抑制のため英国が3回目の全土ロックダウン(都市封鎖)を発表。さらに、5日に予定される米ジョージア州の上院決選投票への警戒感もあって利益確定売りが加速し、NYダウは700ドル超下落する場面があった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで107円安からスタートすると、寄り付き直後には一時27116.49円(141.89円安)まで下落。その後は根強い先高観を背景に押し目買いが入り、プラス圏に浮上する場面もあったが、一段の上値追いの動きは限られた。


個別では、ファーストリテ、キーエンス、トヨタ自などが軟調。前日上げの目立ったレノバやメドピアといった中小型株も利益確定売りに押されている。アパレル大手のアダストリアとUアローズは揃って4%前後の下落。また、ギフティなどが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、半導体関連の東エレク、レーザーテック、SUMCO、それに電子部品の村田製といったハイテク株の堅調ぶりが目立つ。任天堂、ソニー、エムスリーは小じっかり。
前期業績の上方修正を発表したPDは急伸し、タカキューなどとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。

セクターでは、空運業、輸送用機器、パルプ・紙などが下落率上位。半面、証券、金属製品、電気機器などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は45%となっている。

値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約51円押し下げた。同2位は中外製薬となり、リクルートHD、資生堂、第一三共などがつづいた。


一方、値上がり寄与トップは東京エレクトロンとなり1銘柄で日経平均を約33円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、TDK、安川電機、富士フイルムなどがつづいた。


*11:30現在


日経平均株価  27232.38(-26.00)

値上がり銘柄数  87(寄与度+141.74)
値下がり銘柄数 134(寄与度-167.74)
変わらず銘柄数  4

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 38820 910 +32.77
アドバンテ 8080 350 +25.21
TDK 15800 340 +12.24
安川電 5290 180 +6.48
富士フイルム 5598 175 +6.30
太陽誘電 5000 165 +5.94
信越化 17995 160 +5.76
エムスリー 10220 40 +3.46
ソニー 10520 85 +3.06
KDDI 3110 14 +3.02
東電 9210 70 +2.52
スクリン 7990 340 +2.45
京セラ 6301 34 +2.45
キヤノン 1921.5 41 +2.21
ソフトバンクG 8016 8 +1.73
横河電 2042 45 +1.62
シャープ 1626 42 +1.51
オムロン 9080 40 +1.44
味の素 2373 40 +1.44
コナミHD 5840 40 +1.44

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 89630 -1420 -51.14
中外薬 5363 -83 -8.97
リクルートHD 4208 -56 -6.05
資生堂 6991 -154 -5.55
第一三共 3564 -51 -5.51
ダイキン 22865 -145 -5.22
セコム 9245 -134 -4.83
テルモ 4229 -29 -4.18
トレンド 5840 -110 -3.96
花王 7822 -105 -3.78
アステラス薬 1584.5 -20 -3.60
トヨタ 7834 -94 -3.39
ホンダ 2825 -36.5 -2.63
ネクソン 3145 -35 -2.52
エーザイ 7235 -61 -2.20
コムシスHD 3155 -60 -2.16
ヤマハ発 2004 -59 -2.12
電通G 2914 -57 -2.05
スズキ 4850 -50 -1.80
ヤマハ 5940 -50 -1.80




《CS》