レビュー

「頑張って働いているのに、お金が増えない」「このまま働き続けて、本当に将来は大丈夫なのだろうか」──そんなモヤモヤや不安を抱えている人に、本書を勧めたい。
著者のひとり、橘玲氏は『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』などで知られ、現実の「仕組み」をズバッと指摘する書きぶりに定評のある人気作家。

もうひとりの大橋弘祐氏は、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』をはじめとする「難しいことはわかりませんがシリーズ」で70万部超の実績を持つ編集者・作家である。
本書はこの2名の対話形式で進む。冒頭のやりとりは次の通りだ。
「橘先生、単刀直入にお伺いします。お金持ちになる方法を教えてください」
「私の知っていることでよければお話しします。絶対とは言いませんが、ほとんどの人がお金持ちになる方法はあります」
ここで定義される「お金持ち」とは「資産1億円」。誰でも到達可能だと示される以上、読み進めない理由はないだろう。
しかも提示される方法は意外なほどシンプルである。仕組みの理解や一定の努力は求められるが、特別な才能や運は必要なく、会社員のままでも実践できる現実的な内容だ。
読み終えたとき、「お金持ち」への道筋が具体的に見えてくるだろう。将来に不安を抱える人や、健康的な働き方と経済的安定を両立させたい人にとって、現実的な一歩を示してくれる一冊である。

本書の要点

・日本社会では、特別な才能や運がなくとも、勤勉・倹約・共働きを徹底し、方法を誤らなければ、億万長者への道は開ける。


・会社などの組織に属さず、自らの責任で仕事の内容や協働相手、働く時間や場所を選ぶ「フリーエージェント」こそ、現代日本でお金持ちになる最短ルートである。会社員として働きながら、その戦略を取り入れることも可能だ。
・フリーエージェントとしての仕事選びの条件は、「好きな仕事をする」と「競争のないニッチに戦う場所をずらす」の2つである。会社での仕事に真剣に取り組みながら適職を見つけ、スキルと専門性を磨くことが、成功への第一歩となる。



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