初回視聴率はイマイチ振るわなかったものの、視聴者の期待値は高いようだ。北村匠海(28)主演のフジテレビ系月9「サバ缶、宇宙へ行く」。

4月13日に放送された初回の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯6.0%、個人3.4%だったが、評価は案外悪くない。


「第1話には《とんとん拍子すぎる》なんて声もありましたが、それでも《面白かった、来週も見る》《月9にしては恋愛要素が少なそうだけど、それがいいかも》などと好意的な書き込みが目立ちます。ノンフィクション本が原作で、実話を基にした水産高校の生徒と新米教師の物語。学生役のイメージが強い北村さんが、ついに教師役とは、時の流れを感じますねえ」(ドラマ制作会社スタッフ)


 主演は北村だが、JAXAで働く開発部門エンジニアの物語も同時進行で描かれる。演じるのは神木隆之介(32)だ。


「北村さんに神木さん、盤石の体制ですね。生徒たちも個性的なメンツが揃っています。今作は、生徒と共に新米先生も成長していくザ・青春物語。生徒役のキャスティングがとても重要になります。彼らが輝かないとドラマに華がなくなりますから」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。


 生徒役の中心人物は、出口夏希(24=写真)と黒崎煌代(23)の2人。他に山下永玖(26)、西本まりん(24)、夏目透羽(21)、ゆめぽて(22)らがいる。

黒崎はNetflixドラマ「九条の大罪」の曽我部役で《演技がうますぎる》として話題になったばかり。今後、黒崎見たさでチャンネルを合わせる人も増えるだろう。


「出口さんの今作での“圧倒的ヒロイン感”はまぶしいほど。ずば抜けたルックスで早くから注目されていた出口さんですが、これまではイントネーションが不自然なセリフが目立ち、《滑舌が悪い》《セリフが聞き取りにくい》といった声が多く、そこが課題でした。が、今回は福井の方言ということが功を奏しているのか、演技レッスンを積んだのか……今のところはセリフは気にならないですよね」(前出の山下氏)


 演技力とイントネーションをクリアした出口なら、「これから先、引っ張りだこの正統派ヒロインとして無双状態になれるかも。言うなれば、かつての石原さとみさんのポジションかと」と山下氏は予想する。


 一方、ある在京キー局ディレクターからは「いつも以上に注目が集まっているのは事実ですが、出口さんの実年齢は24歳ですから《制服姿はコスプレに見える》なんて辛口評価もあります」という指摘も。


 今のところTVerのお気に入り登録数は40.3万(4月20日現在)とジワジワ伸びているが、春ドラマの中では出足好調とまでは言えない。


「ちらほら目につく《こういう題材はNHKで作ったほうが面白くなったんじゃ》なんてシニカルな見方もあります。そんな批判をはねのけて伸びていくことができるか、ですね」(在京キー局ディレクター)


「サバ缶、宇宙へ行く」、略して「さばうちゅ」。低迷気味のフジ月9の救世主となれるか。


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 出口夏希の快進撃が続く。

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