「おたずねの週刊誌に書かれている内容に、私自身が関わっていることは一切、ありません」「他候補へのネガティブな発信は一切行っていないと(秘書から)報告を受けている」──改めて全面否定だ。13日の参院本会議。

この日も高市首相は野党から昨年の自民党総裁選、今年の衆院選で高市陣営が他候補への中傷動画を作成し、SNSで拡散していた疑惑を問われた。「週刊文春」は秘書と依頼者の間のメッセージを「証拠」として報じているが、「存在を確認できなかったと報告を受けている」とノラリクラリ。


 この件に関して大手メディアは高市首相の言い分を垂れ流すのみ。「週刊誌よりも秘書を信じる」とのファクト軽視の答弁すら厳しく追及しない。弱腰報道のせいで重大疑惑がウヤムヤにされかねないが、メディアは高市首相の「嘘つき人生」を掘り下げた方がいい。


■渡米前の履歴書に「軍事問題の権威」


〈だいたい私、自分は日本の軍事問題の権威だって、ウソ書いたの〉


 34年前、1992年発売のファッション誌「CLASSY.」(光文社)4月号に掲載された高市首相のインタビュー記事からの引用だ。この頃は政治評論家としてメディアに引っ張りだこ。同年7月の参院選では奈良選挙区から無所属で国政に初挑戦、落選している。


 高市首相が「軍事問題の権威」と偽りの経歴を記したのは、米民主党の女性下院議員、パトリシア・シュローダー氏の事務所に送った履歴書だ。松下政経塾在籍時の87年秋、実家のテレビで偶然目にした姿に引かれ、米大統領選への出馬も取り沙汰された彼女のスタッフに志願。単身渡米し、電話番として事務所で働き出したというのが、高市氏自身が何度も語ってきたキャリア形成のルーツだ。


 つまり高市首相は出発点から「嘘をついた」と堂々と白状していたのである。

当該記事を発掘したのは、作家の適菜収氏だ。10日に自身のXに投稿すると、13日時点で124万超のインプレッションを記録し、大反響を呼んでいる。適菜氏はこう言う。


「発見した時は驚きました。高市氏は帰国後、『米連邦議会立法調査官』の肩書で世に出始めた。昨年の総裁選時など、この経歴に詐称疑惑が浮上するたび『コングレッショナル・フェローだった』とシレッとけむに巻くのですが、何てことはない。その肩書を得るため、最初から経歴を詐称したのです。この国の首相は、キャリアアップのスタート時から嘘つきだった、とメディアは多くの国民に知らせるべきです」


 嘘から始まった政治家人生を全うするため、高市首相は今後も嘘を重ねるのか。


  ◇  ◇  ◇


 学歴詐称疑惑は、これまでも散々報じられてきたが、最たる人はあのお方だろう…。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


編集部おすすめ