菅井友香「水曜日、私の夫に抱かれてください」主演

 2026年の春ドラマには、演技力の評価が高く、ビジュいい(ビジュが魅力的な)若手女優が多数出演している。その中から7人を選び全3回で紹介するとともに、名作文学をもとに謎を解く波瑠麻生久美子のダブル主演で放送中の「月夜行路」(日本テレビ系)にちなんで、彼女たちのキュートでSEXYな魅力を文学作品とリンクさせて分析する。


 俳優・沢村一樹がチーフ監督を務める「水曜日、私の夫に抱かれてください」(テレビ東京系・水曜深夜0時30分)の主演は、元櫻坂46の菅井友香。不倫相手の妻から公認不倫を持ちかけられた保険会社社員を演じている。


 1995年11月29日生まれ、東京都出身。欅坂46(現・櫻坂46)に1期生として加入して、22年にグループを卒業するまで初代キャプテンとして活躍。現在は「開運!なんでも鑑定団」(テレ東系)のMCでもおなじみ。


 今回の主演ドラマはタイトルがセンセーショナルだが、清楚な彼女が演じることによって、品のいいセクシーさを醸し出している。


 彼女が女優として高い可能性を秘めることは、グループ卒業後に移籍した事務所が、所属俳優が男女合わせて約人の少数精鋭で、松坂桃李菅田将暉清野菜名・小芝風花などの演技派揃いのトップコートだという事実からもうかがえる。



出口夏希「サバ缶、宇宙へ行く」実年齢よりも7歳若い17歳の高校生役

 馬術が得意で純和風なお嬢さまっぽさが魅力的な菅井友香に対し、エキゾチックな魅力を持っているのが、「サバ缶、宇宙へ行く」(フジテレビ系・月曜午後9時)にヒロイン・菅原奈未役で出演中の出口夏希。実年齢よりも7歳若い17歳の高校生役を可憐に好演している。


 2001年10月4日生まれ、中国出身・東京育ちの出口夏希は、「ミスセブンティーン2018」に選ばれて2022年まで雑誌「Seventeen」専属モデルを務めた。現在はキリン「生茶」、みずほ銀行などのCMでも活躍中。


 彼女に初めてインタビューしたのはSeventeen専属だった頃だが、少し大人びた瞳がキラキラとしていて、これほどに「ヒロイン」という言葉が似合う人に会うのは久しぶりだと感じた。


 彼女は、「令和8年型の正統派」ともいうべき可愛らしさ/美しさを持った女優だ。その透明な魅力は、現役高校生と、だいぶ昔に高校生だった大人たち、両方の心の琴線に触れるだろう。


 梶井基次郎の小説「檸檬」の主人公は、京都・丸善の画集売り場にレモンを置いて、爆発する様子を想像した。


 出口夏希は、女優界の檸檬だ。彼女が秘める爆発的な愛らしさが本格的にはじけて、誰もが知っているくらいに大ブレークしたとき、日本の女優シーンは新時代に突入するに違いない。時限爆弾のカウントダウンは、既に始まっている。


(高倉文紀/女優・男優評論家)


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