最近、アーティストの体調不良によるライブ中止が相次いでいる。


 5月30日には「Mr.Children」が、公式サイトを更新。

ボーカルの桜井和寿(56)が風邪による体調不良で、同日の大阪城ホール公演を途中で中止したと発表した。翌31日の公演も中止した。


 6月1日には「銀杏BOYZ」が、同日開催の「銀杏BOYZツアー2026 夢で逢えないから☆」F.A.D YOKOHAMA公演を中止。メンバー・山本幹宗(41)の体調不良だったが、当日の開場5時間前の発表でファンがざわついた。


「4月には『LINDBERG』がメンバーの体調不良で東京公演の開催前日に中止を公表し、同月には『T-BOLAN』が、和歌山公演の延期を開演7分前に発表。ボーカルの森友嵐士さんの体調不良が理由とされましたが、こちらはさすがに物議を醸しました。知名度のあるライブには、遠征組が少なからずいますから、ファンの負担はチケット代だけではなく、交通費、宿泊費、時間も費やしています。前日ならまだしも、当日どころか7分前ですから……」(スポーツ紙芸能担当記者)


 もちろん、体調不良自体が問題なのではない。ファンにしても、大事を取って休んでもらった方がいいのは当然だろう。そのため、アーティストの体調を心配する声も多いが、一方で急性の病でない限り、風邪や喉の不調なら、《早く決断してほしかった》《仕方ないって分かるけど、遠征組のショックは大きい》《さすがに当日決定はリミット過ぎてる》と考える人も少なくない。


 アーティスト側はギリギリまで、ステージに立ちたいという気持ちがあるようだが、主催者側の都合もあるという。


「会場側の都合としても、キャンセルとなれば数千万円から数億円規模の損失が発生します。

業者向けの興行中止による保険もありますが、その基準を満たすための証明などを揃える必要がある。手続きもあってライブをやめる判断が後ろ倒しになるケースはあります。今回、ミスチルの中断ライブの参加者は桜井さんが、本調子でない中で続けようとする姿勢に感動したという声もありました。しかし、過去には喉や耳の調子が悪い中で敢行して《音が聞き取れなくてひどかった。払い戻しもない》と批判が殺到したケースも多々ありましたから。ライブ中止の判断については、業界の課題でしょう」(音楽業界関係者)


 もっとも現時点では、ライブが直前中止になっても、ファンの遠征費や宿泊費は補償されない。チケット購入時の規約でチケット代以外は免責条項に記載されている。ただし最近は、交通費や宿泊費を補填できる「イベント中止時の旅行キャンセル保険」や「推し活キャンセル保険」なども充実しているから、ファン側も自衛するしかないだろう。


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 有名アーティストでも集客が困難であることは珍しくない。関連記事【あわせて読む】三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状…では、“チケット販売難”の現状について伝えている。


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