タイ国際航空は、2026年5月1日以降に発券する日本発国際線航空券を対象に、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を大幅に引き上げる。航空燃料価格の急騰を受け、本来の改定時期を前倒しする異例の措置で、原油高が利用者の負担を直撃する。


その他の写真:タイ国際航空 中型旅客機エアバスA350-900 XWB型機(A359) ビジネスクラス(ロイヤルシルククラス)

 対象は日本(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)とバンコクを結ぶ路線。エコノミークラス片道の徴収額は現行の55ドルから140ドルへと約2.5倍に増額される。ビジネスクラスとファーストクラスも80ドルから170ドルへと引き上げられる。往復利用の場合、エコノミークラスの燃油代負担は計280ドルとなり、現在の為替水準では日本円で約4万5000円が運賃に上乗せされる。

 同社は、航空燃料(ジェット燃料)の指標価格が1バレル170ドル超で推移している現状を踏まえ、通常の改定サイクルでは急激なコスト増を吸収できないと判断。参照期間の短縮などを含む緊急対応に踏み切った。4月30日までに発券を完了すれば、5月以降の搭乗でも現行料金が適用される。

 燃油高は他社にも共通する課題で、海外旅行のコスト上昇が一段と懸念される。
【編集:af】
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