余ったご飯を自己流で冷凍しているものの、「味がいまいち」「パサついてしまう」と感じたことはありませんか。
せっかくなら、できるだけおいしく冷凍ご飯を食べたいですよね。
本記事では、冷凍食品メーカーの味の素冷凍食品株式会社(以下、味の素冷凍食品)に、冷凍ご飯をおいしく食べられる期間や、保存方法のコツについて話を聞きました。
ご飯の風味が落ちるのは『老化』が原因だった
味の素冷凍食品によると、ご飯の食感や風味が落ちるのは、でんぷんの『老化』が関係しているといいます。
炊き立てのご飯は、主成分のでんぷんが水を吸ってやわらかくほぐれた状態です。
一方、時間が経って冷めると、 でんぷんが水分と分離し、再び結びつきやすくなります。
この状態がでんぷんの『老化』です。老化が進むと、食感や風味に次のような変化が起こります。
・硬くなる。
・パサつく。
・粘りが弱くなる。
・ふっくら感が減る。
・甘みや香りを感じにくくなる。
※写真はイメージ
ご飯がおいしく食べられる冷凍期間はどれくらい?
冷凍ご飯は、2~4週間程度で食べきるようにしましょう。おいしく食べられる期間の目安です。
時間が経つほど、乾燥が進み、食感や風味が損なわれてしまいます。
特に、家庭の冷凍室では扉の開け閉めによる温度変化も品質が落ちる要因になるため、できる限り早めに食べるのがおすすめです。
冷凍ご飯をおいしく食べるためのコツ
ご飯の冷凍、解凍、炊飯それぞれのポイントを紹介します。
1.冷凍のポイント
次の手順で冷凍しましょう。
1.炊き上がりにすぐにほぐす。
2.1食分ずつに分ける。
3.薄く平らにしてラップでぴったり包む。
4.湯気が強く立たない程度まで粗熱を取る。
5.できるだけ早く冷凍庫に入れる。
保存袋に入れて冷凍保管すると、さらなる乾燥防止に効果的です。
熱々のまま冷凍庫に入れると、ほかの食品にも影響します。
ただし、冷ましすぎると食感が落ちやすくなるため、粗熱を取る程度に冷ますのがよいでしょう。
薄く平らにすることで、均一な冷凍や解凍ができ、ムラが出にくくなります。
※写真はイメージ
2.解凍のポイント
解凍の手順は次の通りです。
1.ラップのまま電子レンジに入れる。
2.電子レンジで中心までしっかり温める。
3.温めた後、少し蒸らす。
温めが足りない場合は、短時間ずつ追加で加熱してください。
冷凍ご飯は電子レンジで一気にしっかり温めるほうが、ふっくら感を出しやすいです。
自然解凍は、ボソボソした食感になったり硬さが残ったりするため、おすすめできません。
3.炊飯のポイント
冷凍ご飯をおいしく食べるために、炊飯時の工夫も大切です。
・お米にしっかり吸水させる。
・硬めに炊かない。
・蒸らして全体の水分を均一にする。
硬めに炊いてしまうと、冷凍ご飯がさらにパサついてしまいますが、やわらかく炊きすぎる必要もありません。いつも通り丁寧に炊くことが大切です。
※写真はイメージ
冷凍ご飯をさらにおいしく食べるために
冷凍ご飯をアレンジするなら、チャーハンやピラフ、ドリアなどがおすすめです。
再加熱や味つけを伴う料理なら、多少の食感変化が目立ちにくくなります。
冷凍や解凍のポイントを意識して、さまざまなアレンジを楽しみながら、おいしい冷凍ご飯を楽しんでみてください。
※写真はイメージ
なお、本記事で紹介しているのは、家庭でご飯を冷凍保存する際の一般的なコツです。
家庭用冷凍庫では急速凍結が難しいため、できるだけ炊き立てを召し上がることをおすすめします。
※味の素冷凍食品では、品質やおいしさの観点から、家庭での冷凍ご飯作りを積極的に推奨しているものではありません。
[文・取材/ブリジア 構成/grape編集部]









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