※多くの作品がありますが、トマス・マロリー著「アーサー王の死」の物語を中心とした紹介になっています。
※名前の表記が作品によって違うため、一部を円卓の騎士が多く登場し現在進行形で展開している『Fate/Grand Order』に合わせています。
「アーサー王伝説」をモチーフにした作品はいくつかありますが、特に人物や武器の名前は色々な作品で登場します。ゲームでは『Fate』シリーズや『モンスターストライク』や『ディバインゲート』などの偉人が多く出る作品、他には『ファイナルファンタジー7』の召喚マテリアで登場。「SDガンダム」シリーズにも円卓の騎士というタイトルがあったり、「コードギアス」シリーズでは地名や武器名などに使われています。
そんなアーサー王はどう誕生し、どういう物語が描かれているのか?説明していきましょう。
◆アーサー王の伝説はどこからやってきたのか?
まずこの物語は、史実ではなく創作された話です。諸説ありますが、6世紀あたりのブリテン島(イギリス)の伝説が元になったと言われています。そして何百年に渡り、様々な伝承や創作が加わりながら書かれ続けました。もちろん当時は著作権や二次創作といった概念がありませんから、各々が「俺の考えたかっこいいアーサー王」「自分の思いついた騎士たちの胸躍る冒険譚」「ブリテンのマジヤバい伝説」を好きに創り発表していきます。そして舞台であるイギリスに留まらず、アーサー王の物語はヨーロッパ全土にわたって広がっていきました。