ただし、そんな“夢のようなひととき”を味わうには、当然ながらお金が必要になります。
1週間ごとに給料が入り、それを軍資金としてお店に通うのが、本作の基本的な流れ。また、部屋にある私物を売ったり、ギャンブルで一攫千金を狙ったり、派遣の仕事で臨時収入を得たりと、資金調達の手段はひとつではありません。
そして、こうした方法よりもさらに手っ取り早い手段もあります。それは“借金”です。もちろん、借りたお金はいずれ返済しなければなりません。後々苦しむのは自分自身であり、決して賢い選択肢とは言えないでしょう。
しかし、本作における借金生活は、現実世界のそれとはかなり様子が違いました。その実態に迫るべく、借金前提で本作をプレイし、偽りの豪遊生活に身を投じてみました。その一部始終をお届けします。
■所持金6万円を握りしめ、支払いは約60万円!
ゲーム開始時点の手持ちは1万5千円。そこに1週間分の給料4万5千円が加わり、初めて店へ向かう際の軍資金は合計6万円でした。
1回の来店費用としては決して少ない金額ではなく、普通に楽しむなら十分な額です。
借金生活を目指す今回は、来店1回目から遠慮なく高価なボトルを注文。フードも好き放題に頼み、景気よく散財します。なかでも最も高額なボトルは、なんと15万円。これだけですでに手持ちを大きく超えていますが、これを3回連続で頼んでみました。
当然ながらキャストの反応は絶好調。喜びぶりも凄まじく、好感度は一気に上昇していきます。どれほど好感度を稼げたかと言えば、まだ初回来店を終えただけにもかかわらず、帰り際にキャストのシフトを教えてもらえたほどでした。
通常プレイでは、何度も通ってようやく得られる情報を、わずか1回の来店で獲得。一晩で60万円近く使う豪遊プレイの威力、恐るべしです。
■借金しても制限なし? 加速する豪遊生活
プレイして分かったのは、会計時に手持ち以上の額を請求されても、特別な手順などは一切ないということです。所持金表示がそのままマイナスになるだけで、ゲームプレイ上の変化は特になし。
使用制限などもなさそうだったため、2回目以降の来店でも豪遊路線を続行。毎回60万円近い支払いを重ね、高価なプレゼントも惜しみなく贈り続けます。
目当てのキャストが休みの日も、豪遊生活は止まりません。別のキャストにも、同じように一晩で60万円近く使ったところ、こちらも即日でシフトの情報を教えてくれました。好感度の上がり方があまりにも早すぎます。
この勢いはとどまるところを知らず、合計4回目の来店で、早くも個室に誘ってもらえる展開に。個室でも、もちろん最高級ボトルを開けまくります。
さらに、同伴、アフター、店内ミニゲームと、ありとあらゆる豪遊を重ねた結果、1か月ほどで借金総額は600万円を突破しました。会計するたびに「まだ借金できるのか!」「もっと遊んでいいの?」と驚きつつ、借金は予想を超える額まで積み上がっていきます。
■豪遊生活は「黒服」の来訪で終わりを迎え、そして……
そんな豪遊生活は、ある日突然終わりを告げました。
見知らぬ来訪者は黒服の人物で、開口一番に「あなたの取れる選択肢は少ない」と宣言しました。察するに、借金を返済しない主人公に対して、強硬手段に出たようです。
提示された選択肢はふたつ。ひとつは、ゲームに参加して勝利すること。もうひとつは、施設で働き、その対価で借金を完済すること。返済もせず遊び続けたツケが、ついに回ってきたのです。
■突然始まったのは、どこか見覚えのある「闇のゲーム」
ここで「ゲームへの参加」を選ぶと、連れて行かれた先は――なんと鉄骨の上! 落ちればただでは済まない高所に置かれた鉄骨の上を、他の参加者よりも早く渡りきるというゲームに、強制参加させられてしまいます
このシチュエーションに、有名なギャンブル漫画を思い浮かべる人も多いでしょう。あえて名前は出しませんが、その想像とこのゲームの内容は、ほとんど同じと思っていただいて問題ありません。
しかもこの鉄骨渡りは、設定上だけの存在ではなく、実際に攻略するミニゲームです。『バニーガーデン2』のゲームジャンルは恋愛ADVですが、この場面ではジャンルを一変し、アクションゲームとなります。
この鉄骨渡りは、常に揺れ動く重心をLスティックで保ち、バランスを取りながら前進するというもの。重心が大きく乱れるとふらつき、タイムロスが生じます。そして、他にも参加者がおり、その中で最も早くゴールした者だけが勝者となる模様です。
重心を取るのは容易ではないものの、焦らなければ姿勢を保つことは難しくありません。しかし、立て直しに時間をかけると、他の参加者に抜かれてしまいます。その焦りから操作が乱れ、初の鉄骨渡りは残念ながら敗北。ゴールを目前にしたもののあと一歩及ばず、なんと主人公は転落してしまいます……!
借金にまみれ、闇のゲームには敗北し、鉄骨渡りから落下。様々な意味で、落ちるところまで落ちてしまった主人公がその後どうなったかは……想像にお任せします。
■鉄骨を渡りきったらどうなるの?
借金からのゲーム敗北で、キャストとの未来を失う結果となりました。しかし、鉄骨渡りに勝利していたら、転落の末路は回避できたのでしょうか。
実際に試してみたところ、2回目のチャレンジで無事一着でゴールイン。1日分の豪遊をスキップしたので、この時の借金は約570万円でしたが、勝利の見返りとしてその全額が帳消しとなりました。
さらに、お見舞金として10万円が支給されるというオマケつき。豪遊には足りませんが、「バニーガーデン」を普通に一晩楽しむには十分な金額です。
勝者はひとりのみとはいえ、借金は全額チャラになって見舞金まで提供と、どこかの漫画作品と比べるとかなり良心的な対応です。鉄骨渡りに自信があるなら、あえて借金プレイに走るのもアリかも……!?(まったくこりてない発言)
借金による豪遊生活は、キャストたちから熱い視線を集める至上のひとときから、命をかけた闇のゲーム、その勝敗によって分かれる運命と、まるでジョットコースターの如き疾走感を味わえる展開が待っていました。なお、今回は触れませんでしたが、「施設で働く」を選択した場合も衝撃的な展開が待っています。気になる人は、その目で直接お確かめください。
金に糸目をつけない豪遊ぶりは非常に刺激的でしたが、その反動は必ず返ってきます。やはり堅実に過ごすのがおすすめですが、一度くらいは破滅覚悟で豪遊してみるのも、『バニーガーデン2』ならではの楽しみ方かもしれません。


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