■本物の舞妓さんになるには

花街をしゃなりしゃなりと歩く、日本髪に花かんざし、だらりの帯の「舞妓さん」。京都の名物のひとつです。


舞妓さんになるための条件もいろいろ。ホンモノの舞妓さんになる...の画像はこちら >>


女性なら、一度は舞妓さんに憧れたという方も多いでしょう。実際、京都で舞妓さんの着付けやメイクをして、お作法などの指導もしてくれる舞妓体験プランは、どこも大人気です。舞妓さんや芸妓さんになりきって京都の町を散策したり、写真撮影もできて、京都旅行の思い出作りにはピッタリですね。

しかし、本物の舞妓さんになる方法となると、詳しくはご存知ないという方も多いのではないでしょうか?

舞妓さんになるためには、まずは芸舞妓さんのプロダクション兼、寮である「置屋」に採用されることが必須です。舞妓を希望する少女は、保護者同伴で置屋の女将さんとの面接を受けます。
ここで晴れて採用となると、約一年間は見習いの「仕込みさん」として下働きをしながら、芸事やお作法などの修行をすることになります。芸妓さんの見習いである舞妓さんになるにも、更にその見習い期間があるのです。

■舞妓さんになるための条件

舞妓さんになるには、いくつかの条件があります。

まずは年齢です。昔は、12歳くらいの舞妓さんもいましたが、現代では義務教育終了後ということで15歳以上から応募できるようになっています。また、上限は20歳となっています。

舞妓さんになるための条件もいろいろ。ホンモノの舞妓さんになる方法


身長はあまり高すぎない方が良いとされています。
具体的に何センチまで、という基準はありませんが、舞妓さんは「おこぼ」と呼ばれる独特の高下駄を履きます。この高さが10センチはあるため、身長の基準もそれを考慮して、というわけです。

もちろん、容姿も重要視されることは言うまでもありませんし、舞妓としての5年間にわたる厳しい修行に耐えられるだけの根性も求められます。

これらの条件を満たしているかどうか、置屋の女将さんは面接の時にチェックしています。そして「舞妓になる適性がある」と認められると、晴れて置屋に採用となるのです。

■置屋に入ってからは…

元々「舞妓」というのは、「芸妓」になるための修行をする見習い期間です。ですから、舞妓の前段階である仕込み期間を終えて、晴れて舞妓さんになりお座敷に上がるようになっても給料はなく、収入はご祝儀やお小遣い程度となります。代わりに、衣食住などの生活は全て置屋が面倒をみてくれますし、芸事の稽古代なども全て置屋が持ってくれます。

舞妓さんになるための修行は大変に厳しいもので、休みは月2回の公休日のみ。相部屋で、ひとりの自由な時間はありません。そのため、半数以上の仕込みさんが耐えられずに辞めていきます。

華やかに見える舞妓さんたちは、過酷な修行の日々を耐え抜くことで、なおいっそう輝きを増しているのかもしれません。


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