公認心理師で「いじめ撲滅委員会」代表などを務める栗本顕氏の初の著書「10代のうちに知っておきたい心の守り方」が、2026年4月22日にかんき出版から発売された。

10代の悩みや不安をショートストーリー形式で紹介

栗本氏は、「いじめ撲滅委員会」代表、「いじめ不登校自殺防止コンサルタント会」代表、メンタルヘルス総合サポート株式会社代表取締役代表を務める。

カウンセリングや教育相談などのいじめ対策への支援活動を行っている。

栗本氏は本書の「はじめに」で、

「私がこの本を書いた最大の目的は、あなたが自分を責めることをやめて、『今の自分でも大丈夫なんだ』と心から思えるようになるための"武器"を手渡すことです」

としている。

その説明の通り、本書は悩みや不安を抱える人のショートストーリー、なぜそれが起こるのか(そう感じるのか)の解説、解決のための具体的な対処法や考え方の説明で構成されている。

悩みのテーマは、「友だちのこと」「いじめのこと」「勉強のこと」「自分のこと」「家族のこと」の5つから成る。グループの輪に入りたい、「スクールカースト」の上位下位を気にして友人に本音が言えない、いじめについて大事にしてほしくない、朝起きられない、親を「うざい」と思う――といったものだ。

例えば、同じグループの友達同士の会話が悪口や噂話中心であることについて、「合わない」と感じるが、はっきり「やめようよ」と言って関係が変わってしまうのがこわい、という悩みには、

「人は年齢や経験にともなって、興味や関心、居心地のよさを感じる場所が少しずつ変わっていきます」
「ムリに付き合い続けることだけが正解ではありません」

と解説。合わないと感じる友達と、急にではなく「緩やかに離れる」ことを勧め、そのための具体的な方法を記している。

小中学生から社会人まで5万件以上のカウンセリングを行い、多くの10代の悩みに向き合ってきた栗本氏が得た、悩みや不安に対する具体的なノウハウが詰め込まれた1冊だ。

編集部おすすめ