デビュー25周年のTOKIOの長瀬智也(41)が来年3月末でグループを脱退、ジャニーズ事務所を退所することを22日、ファンクラブサイトで電撃発表した。退所後は「芸能界から次の場所へ」とクリエーターに転身する。
一方、城島茂(49)、国分太一(45)、松岡昌宏(43)は来年4月から同事務所の関連会社「株式会社TOKIO」を設立して“独立”。リーダー・城島が社長に就任すると併せて発表された。今回の報道を受け、城島、国分、松岡の3人が緊急取材に応じてくれた――。
神妙な面持ちで登場した3人。城島はスーツ姿だった。リーダーから口火を切った。
城島「まずは2点、改めてご報告があります。長瀬が来年2021年3月31日をもってジャニーズ事務所を退所します。メンバーともいろいろ話してあって、彼のやりたいこと、新しいことにチャレンジしたいという意向をくんで、応援したいな、という思いで、見送る形となりました。
もう1つは、TOKIOは自分たちとしては先代のジャニーさんからいただいた名前でありますから、ここは屋号をまもっていきたいな、という思いがありました。これまでのタレント活動はもちろん3人でやっていきますが、僕らも新たなチャレンジとして、株式会社TOKIOという形で、会社自体を作るのはどうか、という話が出たんです。
それは面白いな、ということで実際にTOKIOの第2章じゃないですけど、セカンドステージ、次のステップ踏んでいこうかな、と思いまして。
実際の会社の稼働は来年の4月1日からになる。
城島「今後、いままでのタレント活動以上に、もっとタレントの枠を越えて、ジャニーズ事務所ではなかなかできなかったことを含め、もっと深くやっていけたらなと思っております。来年3月末までは4人、現状のTOKIOが続きますから、それはこれまで通り、これまで以上に頑張っていこうと、長瀬ともそう言いながら、突っ走っていこうかな、と思っております。
その先は長瀬と、TOKIOの3人は進む道は違うんですけども、それぞれ認め合いながら頑張ろうという思いです。長瀬と新生TOKIOを今度ともよろしくお願いします」
社長に就任する城島は「松岡から『社長はリーダーがやれば?』ということで、気が付いたらまつりあげられました」と苦笑いする。松岡と国分は副社長になる。
国分「細かいことをいえば、今後はマネージメントとか、誰かを新しく入れていかないとということになると思うんですけど、今のところは3人で力をあわせていくしかないと思っています」
松岡「先代が生きていたら相談して『どうなのかなあ』ということになったんでしょうけど、去年の7月9日に亡くなって一周忌が終わって、そんなときにやって先代からもらった名前の重さは無くせないなって。そこの3人の気持ちは同じで、株式会社TOKIOにしようと思いました。ジャニーさんのお墓参りは、まだ遠くて行けてないんですけど、一人一人、報告はしています」
TOKIOは2016年9月から「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー」のスペシャルアンバサダーを務めている。それはどうなるのか。
松岡「これは僕たちの問題ではない。東京都からいただいたものですから。
人気レギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)や『TOKIOカケル』(フジテレビ)は来春以降どうなるのか。
城島「それについては先方さんともお話していて、継続できるものなら継続していきたいと。その意向は伝えまして、『今後とも宜しくお願いします』というような良好な返事はいただいております。ただ、やはり先方様のご意見があってのことですので、東京都と同じで、我々としてはやらせていただければと……」
4人でのコンサートの予定はあるのだろうか。
城島「今のところはやらないです。やはり、ファンの方々に残念な思いをさせてしまうという気持ちはあるのですが、解散ではないですし、解散するつもりもないのです。ただ、『4人でコンサート!』となった後での、なんていうんですかね、お祭りの後、という空気になるぐらいでしたら、それぞれ『これから発射台に立つ!』というところを見ていただきたいなと。我々が時間をかけてファンの方に説明していきたいな、と考えています」
今後、TOKIOとしての音楽活動は行わないのだろうか。
松岡「それは、いろんなチャンスをいただければ、どんな形でも。いろんな形のTOKIOを作っていこうと考えています。音楽をやめるということはありません」