8月25日、実業家の堀江貴文氏(51)が自身のYouTubeチャンネルで、自民党総裁選に出馬を表明している石破茂衆議院議員(67)について私見を述べた。

堀江氏は「石破茂さんが自民党総裁選への立候補を表明したことについて解説します」という動画で、石破氏が24日に地元・鳥取県で正式に総裁選への立候補を表明したことを「石破さんらしい」と評し、「先日、『NewsPicks』で対談させていただいた」という石破氏について語った。

「石破さん、賭けに打って出たということで、自民党裏金議員は公認をしないとか、自分が総裁になったら公認せずに、推薦せずみたいな形で、無所属で出て自力で当選してくださいというですね、非常に賭けに打って出た格好になりました」と、石破氏が今のところ明言はしていない“裏金議員非公認”の方針だと説明し、「石破茂さんは自民党の中では、国民全体で世論調査すると次の総裁に相応しい人ナンバーワンということで、首相に相応しい人ナンバーワンになる理由はよく分かります」石破人気に理解を示した。

石破氏は24日に自民党総裁選への出馬を表明した際に「公認にふさわしいか、議論は選対委員会で徹底的に行われるべきだ」と述べていた。しかし25日、「新体制になってどうするのか決める。(党総裁に)なってもいない者が予断を持って言うべきではない」と発言を修正している。

一方で「一般市民には人気があるんですけど、自民党員には厳しいと。自分たちの仲間なんだけど、“池に落ちたときに助けない”みたいな、そういった傾向があると。身内に厳しいということで、自民党員の議員票が要は取れない」と、石破氏が過去4回総裁選で敗れた原因を説明した。

しかし、「ここにきて裏金問題の逆風ってのはすごいので、世の中に対して毅然とした対応をしている首相の方が解散総選挙に打って出た場合に、支持を集めやすいということで、裏金議員は切って、裏金を作ってない人たちの中で選挙を戦えばいいじゃないかと。そしたら自民党は変わったということで評価されるんじゃないかということに彼は賭けたんですね」と石破氏の賭けは絶好のタイミングだと評価。

「なので、裏金を作ってない議員からはもしかしたらある程度の支持を得られるかもしれない。もちろん裏金議員は恐らく石破さんには投票しない。そういったことになるので、結構混沌としてくるのかなという風に思います」と予測し、「ここにきてまた裏金議員に対する逆風が広がっていってる、そういった状況になっていると思います」と解説した。

出馬に関しては石破氏のほかにはこれまでに、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、河野太郎デジタル相(61)が正式に表明しているほか、小泉進次郎元環境相(43)は30日に、茂木敏充幹事長(68)が9月第1週にも出馬表明を予定している。ほかにも、上川陽子外相(71)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、林芳正官房長官(63)などが意欲を示している。

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