自民党総裁選への関心が高まるなか、9月1日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)での司会である爆笑問題・太田光(59)の言動が物議を醸している。
この日の番組では、ともに今月中に行われる自民党と立憲民主党の党首選の動向を特集した。
“「推薦人20人の壁」が話題に!辻元清美氏に聞く”というコーナーで立憲民主党の辻元清美議員(64)は、自民党に比べて議員の人数が少ない立憲にとって、推薦人が「20人というハードルは確かにとても高い」と解説。「総理として対抗できる人が出てこないと、安心感と安定感がないとも言われるわけですよ。そこにさらに刷新感とくると、経験不足だと言われたりして、野党第一党の代表選って実はすごく難しいんです」と野党の内情を説明した。
また、自民党と立憲の代表選選びが同じタイミングなのは「良い」といい、「だから、私はですね、TBSやな?」とインタビュアーに問うと、カメラに目線を移して「TBSのみなさん、マスコミのみなさん、平等にきちんと報道してちょうだいよ、本当に」と笑顔で訴えかけた。
さらに、自民党総裁選について言いたいことを問われると「(小泉)進次郎なんかに『あなたどう思うの?』って、世襲ね? あなた4代目で100年やってる訳だから、あなたの家は。『どうなの?』っていう風に、野田さんあたりが聞くとかね、そういうの企画したらどうですか?」と同番組に”討論企画”を提案。
「与野党討論会、サンジャポでやってよ、サンジャポ。やってくださいよ! サンジャポはタブーがないと聞いておりますんで、与野党討論会、候補者全員並べてやる。これいいね~」と自身の提案を自賛してみせ、インタビューは終了した。
スタジオの太田は「与野党討論会、やりたいですけどね」と提案を受け止めつつ、「でも、それってよくよく考えてみたら国会中継なんじゃないの? そこで満足いく議論ができてないなら、テレビのせいじゃないよな?」と憮然とした表情で憤ってみせた。続けて、「おい!辻元! テレビのせいにするな、バカヤロー」とカメラを睨みつけながらまくし立て、スタジオは笑いに包まれた。
あくまで芸人としてのツッコミだとは思うが、番組として辻元議員に話を聞きにいった上で、呼び捨てにし“バカヤロー”と罵倒したことに、X上では疑問の声が相次いだ。
《辻元氏に対して失礼すぎる》
《結構マジなトーンで辻元清美をなじる太田光。ただただ恥ずかしい大人。TBSの責任は重い》
《立憲も辻元さんも支持はしてないけど、この太田は酷すぎる。なんでこんなにエラそうにできるんだ?自民党の議員にもこんな口調で悪態つけるか? テレビに責任がないというなら、政治ネタ中途半端に触れないでバラエティーだけやってろよ》
《国会中継ならtvのせいだし、そもそも「候補者全員並べる」っていうのは国会中継すら関係ないんだよね、党首討論じゃなく、党の代表候補なんだろうから、色んな意味で太田の発言はずれてる》
《TBSさん、これ酷すぎる。辻元さんにインタビューを依頼しておきながら、MCが「バカヤロー!」と罵倒するって、あまりにも辻元さんに対して無礼じゃないですか? 太田は酔っぱらってるのか? #アッコにおまかせ でも、都知事選の時にとんでもないことやらかしてたし》