公開から40年以上の時を経ても愛され続ける映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。テレビでたびたび放送されたり、ミュージカルが上演されたりと、日本でも大変人気の高い作品だ。


 そんな名作シリーズで主演し、世界のトップスターとなったカナダ出身の俳優マイケル・J・フォックス(64)は、人気絶頂のなか29歳のときに若年性アルツハイマーと診断された。引退と復帰を繰り返しながらも、近年は精力的に活動していたマイケルだが、4月になって死亡説が急浮上した。

テレビをつけたらCNNが自分の死を報じていた

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』主演俳優にまた死亡説→本人...の画像はこちら >>
 マイケルは自身の死亡説が流布されていることを受け、Threads(スレッズ)を更新。ファンに生存報告するとともに、次のようなコメントで誤報に反応した。

「テレビをつけたらCNNが自分の死を報じていた。君ならどうする?」

A)他のニュースチャンネルに変える
B)膝にめちゃくちゃ熱いお湯をかけてみて、痛みを感じたら「よし、生きてる」と思う
C)妻に電話する。彼女は心配しつつも、大丈夫と安心させてくれるんじゃないか
D)こういうことは年に1度は起きるもの、と心を落ち着かせる
E)一体何事? と自分に問いかける

 5択のジョークを投稿して、自身の訃報を笑い飛ばしたマイケル。最後にこう締めくくった。

「世界の終わりかと思ったけれど、どうやら勘違いだったみたい。僕は大丈夫。愛を込めて、マイクより」

ネットは一時、大喜利状態に

 このユーモアあふれる神対応に対し、ネット上では「さすがマイケル!」と称賛の声が集まった。

 なかには、「外に出て最初に出会った人に『僕の姿が見えますか?』って聞いてみるのはどう?」といったコメントも。他にも、マイケルのジョークに便乗したリプライが続出し、ネットは一時、大喜利状態となった。

 何より、パーキンソン病と闘いながら活動を続ける彼だけに、CNNの報道にショックを受けたファンも多かったようで「無事で本当に安心した」「冗談を言えるくらい元気でよかった」と安堵する声が相次いだ。


「マイケルは至って元気」一方、誤報を流したCNNは……

 騒動のきっかけは、米大手メディアCNNが4月8日に「俳優マイケル・J・フォックスの生涯を偲んで」と題された記事と動画を配信したこと。情報はたちまち拡散され、ファンやネットは一時パニックに陥った。

 これを受け、マイケルの広報担当がすぐさま声明を発表。本人が健在であることを強調した上で、米ゴシップサイトTMZに次のように語った。

「マイケルは至って元気です。昨日はイベントに参加していました。ステージに登場し、インタビューにも応じていましたよ」

 マイケルは、4月7日(火)にロサンゼルスで開催されたイベント「ペイリーフェストLA」に出席。ハリソン・フォードと共演しているドラマ『シュリンキング:悩めるセラピスト』シーズン3に関連して公の場に姿を見せていた。

 ちなみに、マイケルのインスタグラムには、4月に入ってからも元気な姿が投稿されている。

 誤報を流してしまったCNNも謝罪文を発表。次のように釈明した。

「当該コンテンツは、誤って公開されたものです。すでにプラットフォームから削除しており、マイケル・J・フォックス氏とそのご家族に深くお詫び申し上げます」

死亡説のターゲットになる世界の大スターたち

 1980年代に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主演し大ブレイクしたマイケル。
テレビドラマや映画に引っ張りだこの超売れっ子俳優となったが、1991年、29歳のときに若年性パーキンソン病と診断された。

 1998年に病気を公表し、俳優業を一時引退。マイケル・J・フォックス財団を自ら設立し、治療法研究に貢献した。

 復帰と引退を繰り返しながら、近年はドキュメンタリーやApple TV+のドラマ『シュリンキング』に出演。さらに、英人気バンド『コールドプレイ』のステージでギター演奏を披露するなど精力的に活動を続けている。

 そうしたなか突如広まった死亡説は、ファンに大きな衝撃を与えることに。ただ、マイケルの訃報が誤って伝えられるのは、今回が初めてではない。

 実は、ほぼ数年おきにネットで流されるという、「マイケル・J・フォックスが亡くなった」というデマ。けれども、これまでは「怪しい個人アカウント」や「偽サイト」が発信源であることがほとんどだったそう。

 今回は世界屈指の大手メディア『CNN』が誤って追悼動画を公開してしまったという点で、過去のデマ騒動とは一線を画す出来事として波紋を呼ぶことになったようだ。

 過去には、トム・クルーズやマコーレ・カルキン、ジャッキー・チェンといった世界の大スターたちも、死亡説のターゲットとなっており、日本の有名人も例外ではない。セレブの訃報に接した際、まずは公式な情報を確かめることを心がけたい。


<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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