◆プレミアリーグ第34節 ブライトン3-0チェルシー(21日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)

 英国ではプレミアリーグの第34節が21日、1試合行われ、日本代表MF三笘薫(28)が所属するブライトンはホームでチェルシーと対戦。チェルシーがFA杯準決勝に進出したため、26日に予定されていたリーグ戦が前倒しとなり、ブライトンにとっては中2日の試合。

トットナム戦でサブ出場しながら途中交代した三笘だが、この試合では先発復帰。得点には絡まなかったが、後半37分までシャープな動きを見せ、3-0勝利に貢献した。

 「(ヨーロッパ戦出場権という)目標があるので、残り4試合、いいモチベーションができました」

 6位にいたチェルシーを3-0で撃破した。これで暫定ながらチェルシーがいた6位に下剋上して浮上。来季のヨーロッパリーグ参戦が約束された順位に躍り出た。

 前節で交代したのは痙攣で、中2日で復帰。しかも先発した。そしてキックオフ直後の前半3分だった。右サイド奥からグロスが放ったクロスに逆サイドで三笘が右足を合わせた。

 前節のトットナム戦の見事なボレーの再現だった。今度は利き足の右足。ワンバウンドした瞬間をしっかりとらえて枠内に蹴り込んだ。

ところがこのシュートはチェルシーGKサンチェスが強い右手でセーブした。

 決まればトットナム戦に続き、またもボレーシュートでゴールを奪うところだった。三笘は「ああいう練習はしている。練習では入んないですけど(笑)、試合では入ったという感じです」と語り、2戦続いて枠内を襲ったボレーも練習の成果だということを明かした。

 2試合連続ゴールとはならなかったが、このシュートで得たコーナーキックからチェルシーPA内で生じたこぼれ球にカドゥオールが右足を合わせてブライトンが先制した。

 さらに三笘はこの試合、後半9分にゴールを背にしてグロスの縦パスを受けると、鋭いターンを見せてすかさず右足でシュート。しかしボールはポストを外れて枠外。さらには同17分、右足でボール2回浮かせてから回し蹴りの要領でまたもボレーシュートを放ったが、このボールはスライスして枠を外した。

 しかしシュートを3回放ち、攻撃の起点となるパスも正確に通した。シーズン終盤を迎え、プレーの質が上がったと思うかと聞かれると、三笘は「いやまだまだですね。今日ももうちょっと上げないと思いながらやっていました。もっと上げられると思います。

まだ(W杯までは)2か月と少しあるので、そっちに向けても上げていきたいです」と語り、今後の上昇を誓った。

 試合はブライトンが後半11分にヒンシェルウッドのゴールで2点目を加点。後半アディショナルタイム1分にはベテランFWウェルベックがダメ押しの3点目を奪い、格上チェルシーを一蹴した。

 「残り4試合、厳しい相手が続きますけど、今日のような試合を自信を持ってできれば勝てると思う」

 前半戦、故障で泣いた三笘がW杯イヤーのシーズン終盤で調子を上げ始め、ようやく本領を発揮するコンディションが整いつつある。

 後はクラブを来季の欧州戦に引き上げ、三笘が絶好調で北米を迎えることになる。

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