とんねるずの特番にバナナマンが今回も出演しなかったことが話題になっているようですが、おそらく2つの理由があるのではないかと見ています」

そう語るのは、2組をよく知るテレビ局関係者だ。

10月19日に放送されたフジテレビのバラエティ特番『とんねるずの2億4千万の大陸スペシャル』で石橋貴明(62)と木梨憲武(62)が6年半ぶりに同局番組に出演。

番組では人気企画「2億4千万のものまねメドレー選手権」が放送され、神奈月(58)やお笑いコンビ・ラパルフェの都留拓也(30)、キンタロー。(42)などが集結。石橋によれば「僕が全員リクエストした」というが、そもそもこの企画の柱だったバナナマンの日村勇紀(52)は最後まで姿を見せなかった。

「もともとこのコーナーは、石橋さんの誕生パーティーで、日村さんが郷ひろみさんの名曲『2億4千万の瞳』の1コーラス中に次々とものまねを披露したことから誕生したといわれています。実際、日村さんは『みなさんのおかげでした』で不定期に放送されたこの企画の常連でしたし、相方の設楽統さんも司会を務めていました。しかし、『みなさん~』終了後の21年5月、石橋さんが審査委員長を務めた同局の別のバラエティ番組内でこの企画が復活を果たした際、バナナマンは出演しなかったのです」(テレビ誌ライター)

また今回の特番後半では、11月に日本武道館でライブを控えるとんねるずに密着した、企画「笑熱大陸」が放送された。終盤では2人と親交の深い後輩芸人たちによるビデオレターが次々と紹介されたが、バナナマンからのメッセージが登場することはなかった。

「石橋さんが司会を務める特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』でもバナナマンは欠かせないメンバーでした。しかし’20年12月末の放送を最後に、出演しなくなったのです。そのため2組に不仲説が流れました。実際、2年前には『週刊女性PRIME』で、石橋さんとバナナマンの“共演NG”が報じられたことも。

記事では“バナナマンが炎上しやすい石橋さん芸風を避けるようになり、それを知った石橋さんが激怒した”と、伝えられていました。

真偽のほどは定かではありませんが、少なくてもバナナマンは『みなさん~』に出演していた当時より、はるかに売れっ子になり、2人合わせて10本近いレギュラー番組を抱えています。それに比べ、とんねるずは現状、特番以外のレギュラー番組はありません。テレビ界でのパワーバランスが変わり、疎遠になってしまった可能性もあるのかもしれません」(芸能関係者)

■バナナマンのギャラの高騰も影響か

だが、冒頭のテレビ局関係者は不仲説を否定する。

「まず、バナナマンのギャラが当時より高額になったことが大きな理由の一つだと思われます。フジテレビとしては、功労者であるとんねるずの高額な出演料を下げるわけにはいかず、ゲストたちの出演料は抑えざるを得ないのかもしれません。

そしてもう一つは、『みなさん~』での人気企画“買うシリーズ”が少なからず影響しているのではないかと思います。有名芸能人たちがとんねるずに勧められる形で高額商品を自腹で買う名物企画でしたが、日村さんは約1600万円のポルシェ、約150万円の高級腕時計など、合計2200万円ほど購入しています。歴代出演者の中でもダントツに高い購入額です。設楽さんもスーツや腕時計などで合計約350万円支払っていましたから、コンビでは総額2千500万円以上になります。ただ、この企画は本当にガチで、フジテレビからの補填は一切ありません。

もちろんバナナマンはとんねるずに恩義は感じているものの、フジテレビの番組で共演すると、石橋さんからこの“買うシリーズ”を再び持ち出されることを危惧しているようなのです。

売れっ子になったゆえ、以前より高額な商品をまた自腹で買わされることになるのでは…と。体育会系気質の石橋さんから切り出されたら、2人もなかなか断れないですからね。フジもそうした“悪ノリ”を面白がってしまうところがありますから…」

とんねるずは11月8日と9日、日本武道館で29年ぶりの“単独ライブ”をおこなう。果たしてバナナマンが“友情出演”することはあるのだろうか。

編集部おすすめ