5月25日、インバウンド客でごった返す銀座の「GINZA SIX」は混沌としていた。

「正午ごろ、何者かがGINZA SIXで催涙スプレーのようなものを噴射したんです。

男女25人がのどの痛みを訴え、19人が搬送されました。GINZA SIXは名だたるラグジュアリーブランドもテナントに入っている複合商業施設。まさかの事態に現場はパニックになりました」(事件担当記者)

何台もの消防車や警察がかけつけ、通りを封鎖。化学防護服を身にまとってかけつける隊員の姿も見られた。催涙スプレーそのものは、いわゆる “非殺傷兵器” だが、 “異臭騒ぎ” といえば日本人にとっては忘れられない事件があった――。現場にいた店員がこう語る。

「異臭がするといって大騒ぎになった際、みんな口々に『サリンじゃないか』とささやいていたので、怖くなりました。実際、どういう成分なのかわからないし、逃げ出す人たちもたくさんいましたよ」

訪日観光客も不安げにこう語る。

「“GAS”が噴射されたと聞いたけど、安全なのかい? ここにいても大丈夫? 不安だよ」

1995年に起きた地下鉄サリン事件は、死者12人、負傷者にいたっては約6300人という未曽有の化学テロだった。多くの人が行きかう場所での異臭騒ぎにより、同事件を連想してしまった人がいたのも無理はない。

「催涙スプレーとおぼしきものが噴射されたのは、GINZA SIXでATMが設置されている場所付近でした。まだ犯人は捕まっておらず、目的もわかっていません。

外国籍と見られる人物同士のトラブルで噴射されたという情報も流れていますが、詳細はまだわかっていません」(前出・事件担当記者)

真相解明が待たれる。

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