ガラパゴス諸島の名所、巨岩でできた「ダーウィンズアーチ」が崩落


 ガラパゴス諸島北部に位置するダーウィン島には、巨岩でできたアーチ状の橋「ダーウィンズアーチ」が存在する。人気のダイビングスポットとして多くの観光客が訪れる名所となっていたが、その端がついに崩落し、2本の柱だけが残った。

 エクアドル環境省によると、自然浸食の結果だという。『The Guardian』などが伝えている。
【ダーウィンズアーチが崩落】

 5月17日、エクアドル環境省は、ガラパゴス諸島北部のダーウィン島から約1キロ南東に位置する海上にある巨岩「ダーウィンズアーチ」の一部が崩壊したことをTwitterやFacebookでシェアした。


 2つの巨岩は上部で橋のように繋がっていたが、その橋の部分が海上に崩れ落ちたという。


 エクアドル環境省は、「自然浸食の結果」と述べている。

【観光客のダイバーがその瞬間を目撃】

 このダーウィンズアーチのある周辺は、太平洋でも最高クラスの人気ダイビングスポットとして有名だ。

 ウミガメやジンベイザメ、マンタ、イルカなどの海洋生物との出会いを求めて、多くの観光客やダイバーたちがここを訪れる。

 現地の旅行会社アグレッサー・アドベンチャーは、ダーウィンズアーチが崩壊した17日、ボートに乗った観光客らが貴重な瞬間を目撃したことをFacebookでシェアした。

[動画を見る]

今日、当社のツアー客たちは、一生に一度ともいえる貴重な光景を目撃しました。

今朝、現地時間の午前11時20分、世界的に有名なダーウィンズアーチが目の前で崩壊したのです。

現在、残っている柱は2つだけです。ダイビング・旅行業界では、既に残った2つの柱を『ピラーズ・オブ・エボリューション(進化の柱)』と呼ぶようになっています。象徴的なダーウィンズアーチが崩壊したのは実に残念です!

 天然石でできているダーウィンズアーチは、かつてダーウィン島の一部だったが、現在では陸路での訪問は不可能となっている。

 ちなみにこの岩層は、1835年にビーグル(帆船)で航海中に島を訪れ、ガラパゴスのフィンチ(小型の鳥)を調査して進化論を発展させたイギリスの科学者チャールズ・ダーウィンにちなんで名付けられた。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:ガラパゴス諸島の名所、巨岩でできた「ダーウィンズアーチ」が崩落 https://karapaia.com/archives/52302226.html