愛猫が突然、食べることも水を飲むこともしなくなった。体重は減少し、目に見えて衰弱していった。
飼い主は動物病院に連れていき、約7万円もの費用をかけて精密検査を行うが、どこにも異常は見当たらなかった。
だが、飲食を拒絶するようになってから1週間後、その真相がついに明らかとなる。
猫が常に愛用していた水を飲むためのガラスコップを飼い主が割ってしまい、別の水入れに変わったことが気に入らなかったのだ。
そのコップに相当な愛着があったようで、ちょっとしたハンガーストライキを決め込んでいたのだ。
ある日突然食べることも飲むことも拒否した猫
アメリカで暮らす猫のトースティー(オス)は、普段は穏やかで人懐こい性格だ。体を触ればすぐに喉を鳴らし、いつも家族のそばで過ごすのが大好きな猫だ。
ところが、ある日を境にトースティーは食事を取らなくなった。
大好きなウェットフードを皿に出しても、食べる様子がない。口にしたとしても、水分だけをなめるようにして終わり、固形分はそのまま残してしまう。
トースティーは家の中で隠れるように過ごし、ほとんど動かずに眠り続けるようになった。
日に日に体重は減少し、目に見えて衰弱していく愛猫。
飼い主は「何か重大な病気かもしれない」「朝起きたとき、死んでいるのではないか」と、拭いきれない恐怖に襲われていた。
病院で検査するも「異常なし」
心配した家族は、トースティーを動物病院へ連れて行った。
診察や精密検査の費用は、合わせて450ドル(約7万1,000円)にも達した。
しかし、獣医から返ってきた答えは「医学的な異常は見当たりません」というものだった。
どうやら病気ではなさそうだ。それなのに、トースティーは生きる意欲を失ったかのように弱り続けていく。
飼い主は必死にエサを変え、家の中に4箇所も水飲み場を作ったが、彼は頑なに拒み続けた。
原因が判明、愛用のガラスコップの水入れを失ったから
異変開始から1週間が過ぎたころ、飼い主はある出来事を思い出した。
トースティーは以前から、透明なガラスのコップで水を飲む習慣があった。
だが、異変が始まる直前、飼い主はそのコップを洗っている最中にうっかり落として割ってしまっていたのだ。
代わりに白い陶器の水入れにした。
他の猫は気にせず使っていたため、問題はないと思っていた。
しかし「もしかすると彼だけは違うのではないか」と考え、試しに新しい透明なガラスコップに水を満たして差し出してみた。
するとどうでしょう。
それまでぐったりと動かなかったトースティーがむくりと起き上がり、にコップへ近づき、なんと丸5分間も夢中で水を飲み続けたのだ。
トースティーが貫いた「究極のこだわり」
結局、トースティーを絶食状態に追い込んだのは、病気ではなく「水入れが変わったこと」への強いこだわりだった。
彼は愛用していたガラスコップに相当な愛着があったようで、中身が見えない陶器の器をどうしても受け入れられず、ハンガーストライキを決め込んでいたのだ。
水分をほとんど取っていなかったため、食欲が落ちて元気もなくなっていたと考えられる。
透明なコップを再び使い始めてから、トースティーは徐々に元気を取り戻していった。
飼い主は、猫がここまで強く器にこだわるとは思っていなかったという。
しかし今回の体験から、猫は器の形や素材などの小さな変化でも行動が変わることがあると実感した。
この体験談は、多くの猫の飼い主から共感を集めた。
トースティーの飼い主は、ペットの体調に異変が起きたときは病気だけでなく、環境の小さな変化も見直すことが大切だと呼びかけている。
References: Reddit[https://www.reddit.com/r/cats/comments/1ro93lo/my_cat_tried_to_kill_himself/]











