【続編】バス停のガラスを粉砕したデリバリーロボット、自身の謝罪文をバス停広告枠に掲載
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 とうとうロボットまで”謝罪”。配送ロボットのバス停衝突事故が頻発中のアメリカ・シカゴで、事故を起こしたロボット”自身”の謝罪文が掲示される、という前代未聞の事態が繰り広げられている。

 およそ1カ月前、市内のバス停留所に衝突、ガラスの囲いを壊したロボットの「ナシル」。その「本当にごめんなさい」という謝罪文が2026年4月になって、修復されたガラス部分に広告として掲載された。

 「かわいい」とSNSで話題になるも、現地では同様の事故が連日起きるなど、ロボットへの信用の回復が難しくなっている。

 すでに市民の間では署名活動が活発化。ロボットの使用打ち切りを望む人はまもなく4千人に達する勢いだ。 

「本当にごめんなさい」事故を起こしたロボットの謝罪

 Serve Robotics(サーブ ロボティクス)社の食品配送ロボットで、名前はナシル(Nasir)は、1か月前、バス停のガラスを粉砕してバックれてしまった。

 そして現在、そのバス停にはナシル自身が謝罪をしている広告が掲載されている。

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 およそ1カ月前、ナシルはシカゴ市内のバス停のガラスに突っ込み、盛大に破壊した件は以前お伝えしたとおりだ。

 2026年4月14日に修復されたガラス部分に広告として、”本人”からの謝罪がこのように掲示された。

ウエストタウンのみなさんへ。私は”市場に参入する(break into the market:ブレイク・イントゥー・ザ・マーケット)”というフレーズを文字通りにやらかしました(ブレイク:壊すの意味もある)。

バス停のガラスに激突したこと…本当にごめんなさい。今後はもっと気をつけます

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 その下にあるナシルの頭上のディスプレイにも “Nasir is sorry(ナシルは反省しています)”の文字が。

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 通りすがりの人たちも、しょんぼりしてるナシルの姿を思わず二度見。

 バス停そばの企業に勤めており、事故の目撃者でもるバヤール・エルフヴィン氏はこう語る。

あんなに強くぶつかって、そのままガラスを突き破るなんて驚いたよ

 一方で、今回の謝罪文には同情的だ。

ちょっとかわいそうだなと思う。小さなロボットがバス停に突っ込んだだけで、こんな大騒ぎになるなんてね

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公共の歩道を走るデリーバリーロボットに批判の声

 事故が起きたのは2026年3月23日。シカゴの中心部で歩道を進んでいた配送ロボットが、減速もせずバス停のガラスに突っ込んだ。

 幸いにもその場に人はいなかったが、勢いよく割れたガラスの破片がロボットの上や歩道にまで飛び散った。

 事故に気づいた近隣の住民によると、そのロボットは、遠隔操作によるものか、すぐに頭上に積もったガラスの破片を振り落とすような動きを繰り返したり、現場から逃げ去るような動作を見せた。

 そしてまもなく、車で駆け付けたサーブ ロボティクスのスタッフが、危険なガラスを片付けることもなく、ロボットだけを回収して去っていったという。

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企業が声明を出すも動画拡散で炎上止まらず。その理由とは…

 その様子が数日後、目撃者からの投稿や、防犯カメラの映像として拡散。 しかも残ったガラスを片付けたのが、バス停の管理会社のスタッフだったという事実も広まり、地元メディアやSNSで物議をかもすことに。

 「弁償しろ!」「やっぱりロボットは危険」「公共インフラにただ乗りするな」という怒りの声が殺到。

 後にわかったことだが、実はサーブ ロボティクス社は事故直後から「この件を非常に深刻に受け止めている」という声明を出していたそう。

 またバス停の清掃や修理費は同社の全額負担とし、事故原因については「ロボットの3つのセンサーが同時にガラスを見落とした」と説明。

 その対応策として、環境認識の改善やソフトウェア更新を済ませたことも明かしたが、動画の拡散による炎上は止みそうになかった。

 なぜならデリバリーロボットによるこの手の事故はたびたび起きており、なんとナシルが起こした事故の翌日にも、別会社のロボットが近隣の別のバス停でほぼ同様の事故を起こしていたからだ。

またしても!翌日に別の配送ロボットがバス停に衝突

 米CBSニュースによると、もう一つの「配送ロボットバス停衝突事故」は3月24日、シカゴ市ニア・ノース・サイド地区オールドタウンで発生した。

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 Coco Robotics(ココ・ロボティクス)社のロボットが、サーブ ロボティクス社のロボット・ナシルと同様に、別のバス停に衝突したのだ。

 なお被害に遭った2つバス停の距離はわずか数キロという近さ。地域の人にしてみれば「昨日もこのへんであったじゃん!またかよ!」という感覚だろう。

 実際、現地の目撃者で、理髪店を営む理容師のアンソニー・スポールディング氏はこうしたロボットが人にぶつかることもしょっちゅうだと語る。

事故の時は、物音がして何事かと外をみたらロボットが見えました。こんなのしょっちゅうですよ。ロボットが人にぶつかるのもよくあることです

 今回のバス停事故もガラスが粉々に割れ、歩道に散乱。負傷者もいなかったが「もし誰かが座っていたら大ケガだった。

救急車を呼ぶレベル」という声が住民から上がっていた。

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 その時もココ・ロボティクス社のチームが即対応し、ロボットを回収。現場の放置具合も全く変わらず、同社が出した「修理費は全額負担」で「事故を深刻に受け止めている」という声明もサーブ ロボティクス社と同様だった。

 一方で「安全性を最優先していた」ものの、内部調査の結果、「走行距離100万マイル(160万キロ)以上での初の構造物への衝突」という「まれで孤立した事例」だったとし、「再発防止に努める」と説明した。

 ココ・ロボティクス社のロボットといえば、2026年1月にフロリダ州マイアミの踏切で列車にひき潰された事故もあったが、立て続けに事故が起きたシカゴ市では、ロボットへの印象は悪くなるばかり。

「デリバリーロボットを街に放ち、責任を取らない企業」「それを許してきた行政」といった批判に発展するのも無理はない。

ロボット・ナシルのけなげな謝罪にSNSでは「かわいい!」の声も

 以来、現地では配送ロボットを公道で走らせることに異議を唱える人が急増。

 そんな中、話題を呼んだのが、冒頭のロボット・ナシルの謝罪広告だ。思いがけない展開はSNSですぐさま話題に。

 ロボットが人間のように謝る目新しさが、親しみやすさにつながったのが、「かわいい!」といった肯定的な声も寄せられ、先ほどのエルフヴィン氏のように、同情するユーザーもいたもよう。

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配送ロボットの使用停止を望む署名活動に3,700人が署名

 とはいえ現実には、ロボットを使った”かわいらしい謝罪”だけで不信感を払しょくするのは難しい状況にあるようだ。

 現地では、4月中旬以降、事故が連続したことで安全性への懸念が再燃。

 市がロボット関連の苦情受付窓口を開設したほか、一部議員がロボットの運用エリア拡大を拒否するなど事態は深刻だ。

 さらには請願書への署名活動も拡大している。それは、2027年5月に予定されているこの試験的な「ロボット配送プログラム」の継続可否の決定の前倒しを望む、という内容で、すでに3,700人以上の署名が集まっている。

 今回のナシルの謝罪が出たのはその後のことで、「それでもロボットは危険!」という声は収まらない様子。

 実際ロボットに罪はないのだが、「デリバリーロボット事故の多発により、市民の間で使用停止を望む署名運動が活発化。これを受けロボット本人が謝罪」とか、もう未来を超えてる気がするよ。

 SFにもなかったようなガチ展開に驚くが、今後はロボットの普及につれこうした騒動が世界各地で普通に起きたりするのかな。

References: Cbsnews[https://www.cbsnews.com/chicago/news/second-delivery-robot-crashes-into-bus-shelter-this-time-in-old-town/] / Blockclubchicago[https://blockclubchicago.org/2026/04/14/food-delivery-robot-says-sorry-for-smashing-bus-shelter-in-new-ad/]

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