バチカンが公開したドキュメンタリー映像の中で、教皇レオ14世が司祭服の下に白いナイキのスニーカーを履いて歩く姿が映し出され、世界中で大きな話題となっている。
前任のフランシスコ法王は別だが、歴史的にみると、ローマ教皇が伝統的に司祭服に合わせて履く靴は、「教皇靴」と呼ばれる赤色の革靴が一般的だ。
だが、第267代ローマ教皇であるレオ14世は、歩きやすく機能的なスニーカーを選んだようだ。
現教皇は、アメリカのシカゴ出身で、熱心なスポーツ好きとしても知られる。今回の飾らない姿は、伝統的な教皇像に現代的な親しみやすさを加えることとなった。
伝統の司祭服にNIKEの白いスニーカー
2026年5月8日、教皇レオ14世(現70歳)の即位1周年を記念して、バチカン・ニュースはドキュメンタリー映像の予告編を流した。
この映像は別の意味で大いに注目を集めた。
教皇が芝生の上を歩いているシーンで、白い司祭服の裾から、NIKE(ナイキ)の象徴的な黒いマークが入った白いスニーカーがのぞいていたのだ。
この映像のスクリーンショットは、洗練された着こなしを意味する「聖なるドリップ(Holy drip)」という言葉と共に、SNSを通じて瞬く間に拡散された。
初のアメリカ人教皇レオ14世の異色な経歴と素顔
レオ14世(本名:アンソニー・ジョセフ・オマリー)は1955年9月14日にアメリカのイリノイ州シカゴで生まれた、史上初のアメリカ人教皇だ。
地元球団であるシカゴ・ホワイトソックスを熱狂的に応援しており、即位後もチームの帽子をかぶって試合を観戦するほど庶民的な一面を見せていた。
枢機卿(時代にはバチカン近郊のジムであるオメガ・フィットネスに定期的に通っており、70歳という年齢を感じさせない卓越した筋肉量と健康的な体格を維持している。
数世紀続いた赤い靴の伝統と教皇たちが歩んできた歴史
歴史を振り返ると、ローマ教皇が履く靴には厳格な伝統が存在してきた。
古くから「教皇靴」と呼ばれる赤色の革靴を着用するのが決まりであった。
この赤色はキリストや殉教者が流した血を象徴する神聖な色とされており、教皇の権威と信仰を示す重要な要素であった。
前任のフランシスコ教皇は質素さを優先して自ら選んだ黒い靴を愛用したが、今回のレオ14世が選んだ白いスニーカーは、こうした数世紀の慣習をさらに飛び越えた。
自身のスタイルを反映した白のスニーカーを選んだことが、世界に大きな衝撃を与えた。
教皇が履いていたスニーカーの型番は?
ファッションに敏感なSNSユーザーたちは、すぐさま教皇が履いていた靴の特定に乗り出した。
サイドに黒いロゴが配された、非常にシンプルでクラシックなデザインの白いナイキのスニーカーだ。
これは特定の高級モデルや限定品ではなく、フランチャイズ・ロープラスモデルで、一般のショップで手に入るようなベーシックな一足に見える。
誰でも購入できるような靴を教皇が選んだ事実に、多くの人々が親しみを感じている。
Amazon : [ナイキ] コート ロイヤル 2 ネクスト ネイチャー COURT ROYALE 2 NN ホワイト/ブラック DH3160-101 日本国内正規品 27.0cm
聖なる着こなしが生んだ爆発的な反応と現代の教皇像
教皇のスニーカー姿に対し、インターネット上ではユーモアあふれる反応が相次ぎ、様々なAIコラージュが生成された。
あるユーザーは、ナイキが史上最も神聖な支持を得たとユーモアあふれる投稿した。
また教皇がシカゴ出身であることに触れて、「シカゴから人を連れ出すことはできても、スニーカーへの愛を切り離すことはできない」と書き込む者も現れた。
バチカンがついにストリートウェアの時代に突入したと喜ぶ声も上がっている。
教皇が司祭服にスニーカーを合わせる姿は、厳格なイメージを持たれがちなバチカンが、現代社会に歩み寄る新しい姿勢を象徴しているかのようだ。
References: Pope Leo XIV sparks 'Holy Drip' frenzy after being spotted rocking Nike trainers[https://www.brusselstimes.com/2120778/pope-leo-xiv-sparks-holy-drip-frenzy-after-being-spotted-rocking-nike-trainers]











