心やさしきゴールデン・レトリバーはあらゆるサービスを提供する。小さき者に対しての配慮は一級だ。
自然に恵まれた環境に住む家族は、様々な動物を飼育している。そこで暮らすゴールデンレトリバーは大好きなプールで泳ぐとき、必要とあらば小さなカモのヒナたちを背に乗せる。
大好きなテニスボールの回収であっても、水上タクシーとしての役割をきっちり果たすのだ。
カモのヒナを背に乗せ水上タクシー役をつとめるゴールデン
様々な動物たちと暮らしているゴールデン・レトリバーは、他の動物たちに対しても最高の配慮を示す。
この日のプールタイムには、4羽のカモのヒナを背に乗せて泳ぎ始めた。
落ちないよう気を使いながらゆっくりと水上を進んでいくゴールデン。
そのまま水に浮かんでいる大好きなテニスボールの回収を始める。
乗客のヒナたちは自由気ままに下船したり、またよじ登ったりする。ゴールデンは背中でごにょごにょされても、おおらかに泳ぎ続ける。
プールサイドに到着した時、乗客は1羽となったが、そのヒナが降りるのをゆっくりと待っていた。
泳ぎが得意なゴールデン・レトリバー
ゴールデン・レトリバーは泳ぎが上手だが、これにはちゃんとした理由がある。
もともとゴールデンは、19世紀のスコットランドで水鳥猟の猟犬として誕生した犬種だ。
ハンターが撃ち落とした鳥を水の中から回収する、いわば「水中の回収係」として長年活躍してきた。
水草の生い茂る湖の中を遠くまで泳ぎ、何時間でも猟場で働き続けることができる。
足の指の間には水かきがあり、まるでパドルのように水をとらえて推進力に変える。
さらに二層構造の被毛のうち、内側のアンダーコートは防水性が高く、冷たい水の中でも体温を保てるようになっている。
ゴールデンにとって泳ぎはもはや体に刻まれた本能なのだ。
やさしさもゴールデンの本能
ゴールデン・レトリバーは、自分より弱い存在に対して自然と保護本能が働く犬種でもある。
賢く、穏やかで、人や動物に友好的だ。
盲導犬や介助犬としても世界中で活躍しているのは、訓練だけでなく、もともとの性格によるところが大きい。
体重はオスで29~34kg、メスで24~29kgにもなる大型犬だが、その巨体からは想像しにくいほど繊細で思いやりがある。
背中に乗ったカモのヒナをそっと運ぶ姿は、特別なことをしているわけではなく、この犬種が本来持っている気質がそのまま出ただけなのかもしれない。
この動画が投稿されると、「カモとゴールデン・レトリバーを飼っているなんて、絶対に遊びに行きたい」「まるでディズニー映画の中に生きているみたい」「これぞ完璧な送迎サービス」など、国境を越えて人々の心を和ませた。
ゴールデン・レトリバーは特別何かをしてあげようなんて考えてないのかもしれない。
この犬にとって、小さきものの支えになるのは当たり前のことのようだ。
ヒナたちもちゃんと、この背中は安全だと知っていたのかもしれない。











