「離れて暮らすお父さん・お母さん、元気にしているかな…」と気になりつつも、日々の忙しさから後回しになっていませんか?「孤立」や「老い」の不安を抱えがちなシニア世代にとっては、家族のちょっとした関わりがとても大切。医学博士の馬場元さんによると、「電話で声を聴く」だけで親はとっても安心できるのだそう。
今回は、高齢の親のために、すぐにできる「3つのサポート術」を教わりました!

【しっかり眠れる6つの習慣】長く眠る必要はナシ!?「シニア世代の不安」を小さくできる睡眠習慣とは

※この記事は雑誌『家の光』2025年9月号特集「「老い」を自分らしく」を一部抜粋・再編集して制作しています。

~ 会話でつながりを実感してもらう ~

シニア世代が抱く不安のうち、「孤立」の不安を小さくするには、家族をはじめとする周囲のサポートがとても重要。それにはやはり会話をすることがだいじです。

体調や食欲に変化はないか、よく眠れているか、耳が聞こえづらくなっていないかなど、親の不安を感じ取ることができれば、サポートしやすくなります。

身近に不安を抱える人がいたら「周囲のサポート術」

本人の努力だけでなく、家族や友人など第三者のサポートが重要です。

【高齢親の孤立を防げ】1日1回の電話が生む大きな安心感…「3つのサポート術」で本人&周囲の不安も解消へ


サポート術① 1日1回の電話で安心感を
高齢の親が独り暮らしをしているなら、1日1回は電話をかけてください。メールではなく、電話がいいのは、「今この瞬間、つながっている」と実感でき、安心につながるからです。

サポート術② 家庭内での役割を持ってもらう
たとえ親と同居していても、昼間は家族がみな留守にし、生活時間がずれ、会話がほとんどないということも。洗濯ものの取り込みを頼んでおく、料理の味見をしてもらうなど、役割を持ってもらうことも孤立の軽減につながります。

サポート術③ ときには第三者の力を借りる
親子や配偶者など近しい間柄だと、おたがいに遠慮がなくなり、つい口げんかになってしまうこともしばしば。だいじな話をするときは、孫やかかりつけ医などに、間に入ってもらうのもよいでしょう。会話をするときは、否定せずによく聴き、共感する姿勢を持って。



【高齢親の孤立を防げ】1日1回の電話が生む大きな安心感…「3つのサポート術」で本人&周囲の不安も解消へ
馬場元さんばば・はじめ/順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック教授。老年期うつ病専門外来担当。日本うつ病学会ガイドライン検討委員会の委員長を務める。
編集部おすすめ