
『シネマズPLUS』公式コラムニストの滝口明氏が、2018年11月20日発売の『CONTINUE Vol.56』でピックアップした海外映画のコミカライズ作品の名作を紹介しよう(各作品の説明は滝口氏)。
・『タワーリング・インフェルノ』(田辺節男/月刊少年チャンピオン/1975年7月号)
『週刊少年サンデー』巻頭グラビアに掲載された、さいとう・たかを先生によるオールカラー版も良いが、この『月刊少年チャンピオン』掲載の、田辺節男先生版がやはりベスト! スティーブ・マックイーン演じる消防隊長の性格が、なぜか武闘派の男気溢れる男に変更されていて、アツい名セリフが次々に飛び出すので必見!
・『キングコング』(一峰大二/別冊テレビランド/1976年12月号)
二種類存在する本作のコミカライズ版だが、『月刊少年マガジン』掲載版よりも、こちらの『別冊テレビランド」掲載の一峰大二先生版が絶対オススメ。見開きページを多用したコングの暴れっぷりが迫力満点な本作だが、特に泣けるのが映画版の100倍素晴らしいラストシーン! ああ、この内容でリメイクしてくれたら……。