俳優の賀来賢人とデイヴ・ボイル監督が共同設立した映像制作会社「SIGNAL181」の第1弾作品となる映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』が、6月5日に全国公開される。自ら会社を立ち上げてまで実現させた本作に、2人はどんな思いを込めたのか――。


 本作は、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』でタッグを組んだ2人が再び手を組み、完全オリジナルストーリーとして制作。山奥の洋館で起こる不可解な現象――0時5分になると現れる“あいつ”の正体を巡り、霊媒師・愛里が惨劇の真相に迫る。主演は『SHOGUN 将軍』(2024年)などで世界的な評価を受ける穂志もえか。賀来をはじめ、稲垣来泉、吉岡睦雄、正名僕蔵、木村多江らが脇を固める。

 「SIGNAL181」設立のきっかけについて、賀来は「『忍びの家 House of Ninjas』では自分たちがピッチした企画がNetflixに認められ、一から作品を作る楽しみも大変さもいろいろと経験しました。その後、本当に自分たちが作りたいものを誰にも邪魔されずに作る“ラボのような場所がほしい”と思った」と明かす。

 記念すべき第1作に選んだのはホラー。賀来は「限られた予算の中でも高いエンターテインメント性を発揮できる」とその理由を語り、ボイル監督が長年温めてきた企画をベースに、独自の世界観を構築していった。

 特にこだわったのは、従来のジャパニーズホラーにとらわれないビジュアル表現だ。主人公の霊媒師・愛里(穂志)が使用する小道具や衣装、美術は一からデザインされ、作品全体の質感を緻密に設計。イメージボード(世界観や質感などを視覚的に共有するための資料)を用いてキャラクターの存在感を徹底的に追求したという。

 ボイル監督も「手作業で作り込んだ実写の特殊効果やメイク、そこに加わるCG、そして没入感のある音響設計まで含めて、日本とアメリカの両方から集まった国際的なアーティストたちと仕事ができたことを本当に幸運に思っています。
それぞれが異なる視点や技術を持ち寄ってくれたことで、この作品は劇場で観てこそ真価を発揮する、非常に没入感の高い体験になっている」と語り、国際的な制作体制による手応えを明かしている。
編集部おすすめ