ある日は、保育園に赴き子どもたちの前でレイバー隊の仕事を紹介する第二小隊の面々。園児たちと同じスモッグというまさかの姿を見せる平田と間や、段ボール製のスーツを着て暴走レイバーとそれに対抗するイングラムを演じる十和と桔平など、激しいレイバー戦だけでない、街の平和を守る第二小隊の“日常”風景が垣間見える。
出動の合間、柳井との会話でとぼけて笑ってみせる柚木や、詰所で何やら和気あいあいとする面々の集合カットなども含め第二小隊の雰囲気の良さが伝わってくるカットがある一方で、綺麗に整列をし敬礼をするシーンやパトカーの傍に立ち待機をする姿など、ザ・警察官というカットもあり、ま間もなく全貌がお披露目となる本作に期待がますます高まる解禁となっている。
このようにバラエティに富んだシチュエーションを持つ本作について、出渕監督は「今回のEZYはテレビシリーズの明るく、ある種いろいろなお話ができるフォーマットとしてのパトレイバーをまた試したい、と思っています。そういう30分の読み切りの面白さみたいなものを大切にしていきたいと思うし、やっていてそれを“やっぱり楽しいものだな。そして楽しいものになるな”という風に自分自身も再発見しています」とコメント。
また「そういう意味ではパトレイバーって広い箱です。いろいろなことが試せるんです。ハードな話からライトな話から、ギャグからコメディーからロボットアクションから。そして社会お仕事ものでもある。若者の青春だって描いていけますし、ちょっとファンタジー的な幻想的な話だってできるし、ホラーだってやろうと思えばできますからね。そういう意味では、懐が深い作品だと、改めてやってみて実感しました」と楽しみながら本作を制作してきたことを明かしている。
『機動警察パトレイバー EZY』は、新たな第二小隊にとって最大の危機が訪れる物語。2017年に制作を発表し、2022年にパイロットフィルムをイベントにて公開。2024年9月に「2026年プロジェクト始動」を発表したシリーズの新作アニメーション作品で、第1話~第6話は1話完結のオムニバス形式、第7話・第8話は連続したストーリーとなる。
1990年代末、テクノロジーの急速な発展とともに、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械〈レイバー〉。しかしそれは、レイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。続発するレイバー犯罪に、警視庁は本庁警備部内に特殊車両二課を創設してこれに対抗し、通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」が誕生する。
舞台は労働人口減少の一途を辿る2030年代の日本が舞台で、AI技術による自動化が進んでいた。かつて最先端技術だった〈レイバー〉は、社会基盤を支える一部として定着。人が搭乗するスタンドアローン型の〈レイバー〉は、自立型ロボットへの代替が進み、もはや時代遅れとなりつつあった。だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。人と街を守ること。第二小隊は旧式98式AVイングラムをチューンナップした”AV-98Plus イングラム“とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。
第1章(第1話~第3話)が5月15日、第2章(第4話~第6話)が8月14日、第3章(第7話、第8話)が2027年3月に公開され、シリーズの完全新作は2016年公開の『機動警察パトレイバーREBOOT』以来、10年ぶりとなる。
『機動警察パトレイバー』は、1988年4月にオリジナルビデオアニメとして制作。舞台は20世紀末の東京で、胸に桜の代紋が輝く警視庁のロボットが、街中を闊歩する。世界で、そこでイングラムと呼ばれるロボットに搭乗し、犯罪者に立ち向かう特車二課の隊員の活躍を描いた物語。OVA、劇場版、コミック、テレビアニメと次々にヒットを記録し、現実世界が作品世界の時間軸を追い越した現在でも数多くのファンに愛され続けており、押井守氏の監督・脚本で実写化もされた。
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