最近、友人や知人からも「韓国旅行が高くなった」「飛行機代が急に上がった」という声をよく聞くようになりました。私自身も実際に飛行機のチケットをよく比較サイトでチェックしているのですが、値段が上がったなと感じております。
その大きな原因は、ずばり燃油サーチャージの値上がり!
今回の記事では「燃油サーチャージとはそもそも何か?」という基本から「なぜ値上がりしているのか」「いつから上がったのか」、さらに「航空券を安く取る方法」まで、まとめて調べてみましたので解説していきます。
■そもそも、燃油サーチャージとは?
燃油サーチャージとは、航空会社が燃料費の変動に応じて航空券に上乗せする追加料金のこと。
航空券の料金は主に「基本運賃」「燃油サーチャージ」「空港税・諸費用」の3つから構成されているのだそう。つまり、燃油サーチャージが上がれば、その分チケット代の総額が高くなるという仕組み。
■なぜ今、燃油サーチャージは値上がりしているの?
2026年に入り急激に値上がりしている理由は主に3つです。
(1)原油価格の高騰
中東情勢の影響などで、航空燃料(ジェット燃料)の価格が急騰。短期間でほぼ2倍になったケースも!
(2)為替の影響(円安・ウォン安)
燃料は基本的にドル建てで取引されるようで、為替が悪化するとその分負担が増えてしまう。
(3)航空会社のコスト増
燃料費は航空会社のコストの約30%を占めるので、価格上昇がそのまま運賃に反映されてしまう。
■値上がりはいつから?
よく韓国に行かれている方やチケット予約サイトを頻繁にチェックしている方は、すでに値上がりを実感しているのではないでしょうか?
実際に韓国系の航空会社では、4月から一気に引き上げられたケースが多く、燃油サーチャージ代(チケット代ではありません)については最大でなんと約3倍近い上昇も確認されている模様。
さらに、2026年6~7月発券分から追加の値上げも見込まれているという声もあるようです。
また、チケットを取る際に意識しておきたいのは、チケットの金額は搭乗日ではなく「発券日(購入日)」で決まるという点。
■どのくらい上がった?
東京・ソウル往復便のチケットで、2025年から比べてみると、約1~1.5万円以上値上がりになっている印象です(※2026年4月現在。タイミングや販売サイトによっても価格は異なります)。
昨年は比較的燃油サーチャージの価格が安定していて、東京・ソウル(仁川)の往復で、オフシーズンのLCCで1万円台、ANAやJAL、大韓航空便などの一般航空便でも3~5万円台で行けていたのが、今検索してみるとオフシーズンのLCCでも2万円台半ば、通常期で3万円台。都心に近く便利な金浦便や、一般航空便になると4~7万円ほど。
先日、5月のソウル・東京の往復便を、ANAの公式サイトで「一体、今チケット代はいくらになるのかしら?」と検索したところ、大人1名・こども1名で合わせて約15万円でした(笑)。
エコノミーで、しかも平日発です!子供と一緒なので少しでも安全性の高い航空会社を選びたいと思っていましたが、もはやLCCを使わないという選択肢自体が難しくなってきました。
韓国発の場合は、サーチャージが数万ウォン単位で増加する例も報告されています。ただ、面白いことに、逆にソウルからの東京往復便の場合、燃油サーチャージ代は上がっていますが、チケット代自体は安い傾向にあるよう。
これは、ソウル発東京便は多く、燃油サーチャージ代は東京発便よりも高い傾向にあるものの基本運賃自体が安いので、トータルでみると東京発便よりもチケット代が安くなるパターンも。
■韓国行き航空券を安く取る方法
燃油サーチャージが高騰している今でも、工夫すれば費用は抑えられます。
(1)発券タイミングを意識する
6~7月に予定されているという値上げ前に購入しておくのが手です。同じ便でも数千円~1万円以上変わる可能性もあるようです。
(2)出発の1.5~3ヶ月前に予約する
航空券は早すぎても、直前でも高い傾向にありますが、1.5~3ヶ月前が最も安定しているイメージです。そのため、例えば6月に行くなら4月中に、7~8月以降でも5月中までには取っておきたいところ。
ちなみに私は、普段マイルも駆使していますが、マイルの場合は1ヶ月前頃に取るようにしています。利用している航空会社によってマイル予約のしやすさやタイミングに違いがあると思いますので一概には言えませんが、大体搭乗予定日の半年くらい前から取りにくくなり、3ヶ月前ごろは全滅なことが多いです。しかし、1ヶ月前くらいになるとキャンセルがぽつぽつと出てきてそれを狙って取っています。ご利用の航空会社のマイルで、数ヶ月前は取れなかったという場合も、キャンセルが出てくることがあるので、そこを狙えたらベストです。
(3)平日便を選ぶ
火・水・木は需要が少ないので、比較的安くなる傾向です。平日にお休みが取れるのならばぜひこのタイミングで! また、スカイスキャナーなどの航空券の比較アプリでは、どの日程が安くなるのかも比較検討できるので、ぜひ試してみてください。
(4)LCC(格安航空会社)を活用する
LCCももちろん燃油サーチャージはかかりますが、それでもまだまだ基本運賃が安いため、総額をかなり抑えやすいです。
ただ、荷物量の制限や空港内での移動距離の長さ、不便な時間帯の利用など、スタイルに合わない場合もあるので、価格の安さだけではなく合わせて検討したいところ。
(5)セール・価格比較サイトを活用する
航空券は日々価格が変動するため、複数サイトで比較するのが重要です。航空会社の専門アプリやサイトなどでは定期的に破格でセールが開催されていることもあるので、チェックしておくことをおすすめします。
また、Trip.comでチケット検索をしておくと、指定した路線・日程の航空券が安くなったときにプッシュ通知でお知らせしてくれる機能もあるので、ぜひ活用してみてください。
■お得にいけるポイントを押さえて韓国旅行を賢く楽しもう!
2026年の韓国旅行費用が上がっている最大の理由は、燃油サーチャージの急騰ですが、しばらくは下がることはないと言われているようです。
飛行機のチケットの価格は、発券タイミングで大きく変わるのと、LCCや航空会社のセール、渡航を平日にするなど、ポイントを押さえればまだ安く行くことは可能です。
「いつ予約するか」が、今の航空券価格を左右する最大のカギになっている模様。あなたのスタイルに合ったチケットを手に入れて、韓国旅行を楽しんでみてください。
(取材・文:二俣愛子)

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