――子宮筋腫が8個あると分かったのはいつ頃で、妊娠を継続するにあたって医師からどのような説明を受けましたか?
「子宮筋腫は10代の頃から何個かあり、病院に行っていましたが、まだサイズが小さいから手術で取らなくても平気だと言われて薬を貰うだけで、あまり気にせずずっと過ごしていました。妊娠をきっかけにエコーでしっかり診てもらったら、子宮筋腫が小さいのも含めて8個あると言われ、1番大きいので8cm。妊娠が分かってすぐに、生理並に出血がありもうだめだと諦めていたのですが病院に行ったら心拍確認でき赤ちゃんは元気だと伝えられました」
――妊娠中にMRIを撮影することになった具体的な経緯と、撮影時に感じた不安や印象に残っていることを教えてください。
「筋腫の位置によっては経腟分娩ができない可能性や、大量出血の恐れがあるため出産時の筋腫摘出はできないことも告げられ、経過を見守っていました。妊娠9ヵ月の時に出産に向けて、明確な子宮筋腫の位置を確認したいとのことでMRI撮影しました。赤ちゃんに害があるのでは?と思っていたのですが、放射線被ばくはないと説明され、安心して撮影することができましたし、結果的に経腟分娩が可能とも告げられました」
――このMRI画像には赤ちゃんだけでなく筋腫と思われる複数の塊も写っていますが、初めてこの画像を見たときにどこに目が行き、どんな気持ちになりましたか?
「お腹が大きくなるにつれ、子宮筋腫が触って分かるくらいお腹があちこちボコボコしていて、このエコー(画像)を見た時、そのボコボコの正体が内側から見れて、赤ちゃんの頭並に大きくて驚きました」
――エコーよりも「いる」感があるとおっしゃっていますが、白黒のMRI画像のどのような部分から、そのリアルさや命の存在を感じ取りましたか?
「このMRIを見て、私の背骨が写っておりよりリアルに『あー私の中でこんな感じになっているのか』と感動しました。筋腫と赤ちゃんで隙間のないパンパンに詰まったお腹。赤ちゃんが腕組して足を小さく畳んでいる姿。筋腫が無かったらもっとお腹の中でのびのびできたのかな?こんなぎゅうぎゅうな中で赤ちゃん頑張ってくれているなと愛おしさが増しました」
――この画像を「宝物」と表現されていますが、数ある妊娠中の記録の中でこのMRI画像が特別な存在になった理由を教えてください。
「身体の中のリアルさと赤ちゃんの全体と大きな筋腫が写っていて生命の神秘を感じました。
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