本作は、カンヌ国際映画祭でも上映され、世界各国の映画祭で高い評価を獲得。今年3月に東京・渋谷で開催された「フランス映画祭」のオープニング作品としてジャパンプレミア上映された際は、チケットが即完売した注目作だ。
かねてからフランス映画への出演を希望していたというフォスター。本作で彼女が演じるのは、パリで暮らす精神分析医リリアン。解禁された予告編は、リリアンが患者に「どうぞ話して」と優しく語りかける診察室のシーンから始まる。
診察室のベッドにけだるそうに横たわる患者ポーラを演じるのは、先日行われた「第79回カンヌ国際映画祭」で濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』に出演し、岡本多緒とともに最優秀女優賞を獲得したヴィルジニー・エフィラ。「夫とすれ違いの生活で…」と、リリアンとの長年の信頼関係に支えられながら、ポーラは自身のプライベートな問題を静かに打ち明けていく。
そんな折、ポーラの突然の死を知らされ、リリアンはこれまでにないほど強く心を揺さぶられる。診察では自殺の兆候をまったく感じなかったからだ。
混乱と悲しみのまま葬儀の場へ向かったリリアンは、ポーラの夫から激しい罵声を浴びせられる。その異様な振る舞いから、リリアンは単なる事故ではなく殺人ではないかと疑念を深めていく。
予告編では、警察官から酔っ払い扱いされる場面や、「これだからフランス人は!」と愚痴をこぼす姿なども映し出される。これまでクールで知的な役柄の印象が強かったフォスターだが、本作では強さと弱さを併せ持つ等身大の女性をチャーミングに演じている。
そして見逃せないのが、秘密の捜査の相棒となる元夫ガブリエルを演じたフランスの名優ダニエル・オートゥイユとの共演。電話に出たガブリエルが「邪魔しないでくれ、今、別れた妻と寝ようとしてるところだ」と軽口を叩くと、リリアンは思わず吹き出してしまう。2人のやり取りからは復縁の予感も漂い、ジョディ・フォスターのめったに見られないロマンスの伏線にも注目だ。
全編流ちょうなフランス語で演じたジョディと、フランス映画界を代表する名優たち。彼らが織りなす巧妙な心理ミステリーの行方に期待が高まる予告編となっている。
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