「怒りはよくない感情だから、できるだけ出させないほうがいい」
そう考える親御さんは少なくありません。
大人は、怒りを抑えられる子を「いい子」と思いがちですが、そういう子は、穏やかに見えても、内側にため込んでいる場合があります。怒りが爆発したときには、手がつけられなくなることも。あるいは、自分を傷つける方向に向かうこともありますので、要注意です。
怒りをゼロにするのがいいのではなく、怒りの感情を出すべきときにどう表現するか、「怒りをどう使うか」を教える視点が必要です。
怒りの感情は「包丁」のようなもの。調理には欠かせない道具ですが、使い方を知らない人が持つと大けがをしますし、人をあやめる道具にもなります。いつ使うか、どう使うかを教えてください。
「怒り方」を学ぶ場所として、家の中は絶好の環境です。きょうだいげんか、大いによし。
夫婦げんかをした後、仲直りのプロセスを必ず見せてください。どう折り合いをつけたのか、どこを認めたのか、どう妥協したのか。その場面を子どもに見せることで、「衝突しても関係は修復できる」と伝えられます。
夫婦で対立しても二つの価値観があることは、子どもにとってプラスになります。父と母が違う意見を持っている。
ネガティブな感情は「持ってはいけない」ものではなく、成長には大事なものだということをまず伝えて、うまく付き合っていく姿勢を見せてほしいと思います。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。
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中野 信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授、森美術館理事。2008年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。著書に『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(アスコム)、『サイコパス』(文藝春秋)、『毒親』(ポプラ社)、『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)、『エレガントな毒の吐き方』(日経BP)、『脳科学で解き明かすあの人の頭のなか』(プレジデント社)など。
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(脳科学者、医学博士、認知科学者 中野 信子 大島七々三=構成 深川 優=イラストレーション)

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