幸せになりたい。お金持ちになりたい。
多くの人がそう願っているが、どうすればいいのか。累計発行部数が世界で約900万部に迫る作家の本田健さんは「どれだけお金があっても、健康を害したり、人間関係が壊れたりすれば、幸せではない。だが、お金と幸せの両方をつかむ人もいる」という――。
※本稿は、本田健『20代のときに知りたかったお金と幸せの話』(大和書房)の一部を再編集したものです。
■「お金があっても幸せになれない」は本当か?
よく、「お金があっても幸せになれない」と言われます。
これは、本当でしょうか。半分は本当で、半分は嘘です。確かに、お金だけでは幸せになれません。どれだけお金があっても、健康を害したり、人間関係が壊れたりすれば、幸せではありません。
でも、「お金があっても」の部分は、正確ではありません。正確には、「お金の使い方を知らなければ、幸せになれない」です。
お金を正しく使える人は、お金があれば幸せになれます。
お金を使って、健康を維持し、人間関係を育み、やりたいことを実現するのです。
一方、お金の使い方を知らない人は、いくらお金があっても幸せになれません。お金を浪費したり、不要なものを買ったり、お金に執着したりする。
つまり、問題はお金の有無ではなく、お金の使い方なのです。「お金があっても幸せになれない」という言葉を、「お金がなくてもいい」という言い訳にしないでください。お金はあったほうがいい。そして、使い方を学べばいい。
それが、幸せな小金持ちの考え方です。
■幸せはどこで売っているのか
「お金で幸せは買えない」
これも、よく聞く言葉です。あなたは、どう思いますか? そもそも、幸せはどこで売っているのでしょうか? 考えてみると、面白い質問ですよね。
私が考える答えは、「幸せは、どこにも売っていない」です。幸せは、買うものではなく、心で感じるものだからです。

もう少し説明してみましょう。幸せはお金で買うことはできませんが、お金を上手に使うことで、「幸せを感じる状況」を作ることはできます。
健康でいられる環境。愛する人と過ごす時間。やりたいことに挑戦する機会。こういうものは、お金があるほうが手に入りやすいのも事実です。
お金で直接幸せを買うことはできないけれど、幸せを感じやすい状態を作ることはできるわけです。
逆に言えば、お金がなくても幸せは感じられます。それは、工夫次第です。お金と幸せの関係は、「お金があれば幸せ」でも「お金がなくても幸せ」でもありません。
「お金があると、幸せを感じやすい状態を作りやすい」
これが、正確な表現でしょう。なので、「もっと、お金さえあれば!」と多くの人が感じるのも、あながち間違ってはいないのです。

■お金と幸せの正しい順番
ここで、大切な話をします。お金と幸せには、正しい順番があります。
多くの人は、「お金があれば幸せになれる」と思っています。だから、まずお金を稼いで、それから幸せになろうとするわけです。でも、これは逆なのです。
正しい順番は、「まず幸せになって、それからお金がやってくる」です。幸せな人には、人やチャンスが集まる。チャンスが集まれば、お金も増えます。周りの人も幸せになる可能性が増えます。
一方で、不幸せな人の中にも、パワーがある人はいます。そのパワーでグイグイとチャンスを惹きつけ、お金を稼ぐ人がいます。
でも、そのやり方では、幸せになる可能性が減ります。
それは、自分も周りも疲弊するからです。実際に、お金持ちだけど不幸な人は、幸せからどんどん遠ざかっています。
一方で、「お金さえあれば、幸せになれるのに」と考えている人もいます。彼らは、「お金がないから幸せになれない」ではなく、「お金を惹きつけない」生き方をしているから、幸せからも遠くなっていることに気づきません。
まず、今この瞬間に幸せを感じることです。お金があってもなくても、幸せを感じられるようになったら最高です。
■お金と親友になるための5つの習慣
お金と親友になるために、今日から始められる5つの習慣を紹介します。
習慣1:お金に感謝する
お金を受け取ったとき、「ありがとう」と言う。お金を使うとき、「ありがとう」と言う。感謝は、お金との関係を良くします。
習慣2:財布を整える
財布をきれいに保つ。お札は向きを揃(そろ)えて入れる。
レシートで財布をパンパンにしない。お金を大切に扱うことで、お金に敬意を示します。
習慣3:お金の悪口を言わない
「お金がない」「給料が安い」「また出費だ」といったネガティブな言葉を使わない。お金を尊重する言葉を使います。
習慣4:お金の流れを把握する
いくら入ってきて、いくら出ていくか。お金の流れを把握することで、お金と向き合う姿勢を示します。
習慣5:お金について学ぶ時間を持つ
定期的に、お金について学ぶ。本を読む、セミナーに参加する、成功者の話を聞く。学ぶ姿勢が、お金を引き寄せます。
小さな習慣の積み重ねが、お金との関係を変えていきます。今日から、ひとつでも始めてみてください。

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本田 健(ほんだ・けん)

作家

神戸生まれ。
2002年、作家としてデビュー。代表作『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』など、累計発行部数は、世界でもうすぐで900万部に迫る。2019年、初の英語での書き下ろしの著作『happy money』を米国、英国、豪州で同時刊行。これまでに34言語50カ国以上の国で発売されている。2024年5月には、2冊目の英語の著作『TRUE WEALTH』を刊行。現在は、世界を何周もしながら、英語で講演、執筆活動を行っている。

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(作家 本田 健)
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