二塁手が大谷翔平を追い回し、さらに一塁を踏んだ――ドジャースの逆転を封じた珍プレーの正体

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マイアミ・マーリンズの二塁手ザビアー・エドワーズが、9回裏の満塁一死のピンチで前代未聞の「一人二役」による試合終了の併殺を完成させ、ドジャースの逆転劇を阻止した。スコアは3対2。大谷翔平が一塁走者として、この珍プレーの主役の一人となる形でゲームセットを迎えた。ドジャーズ本拠地ロサンゼルスでの出来事だっただけに、インターネット上でも瞬く間に話題を呼んだ。





エドワーズが選んだ"第三の選択肢"



米『MLB.com』によると、このプレーが生まれたのは4月29日に行われたロサンゼルス・ドジャースvsマイアミ・マーリンズの9回裏。ドジャースは1点を追う展開で、キム・ヘソンとアレックス・コールが連続四球、犠牲バントで一・三塁となった後、マーリンズベンチは大谷を敬遠し満塁となった。そこでフレディ・フリーマンが放った緩いゴロが一・二塁間へ転がる。エドワーズはこれを拾うと、三塁走者を本塁に還そうとする典型的なプレーでも、一塁への転送でもなく、自ら一塁方向へ猛ダッシュ。帰塁しようとした大谷を追い詰めてタッチアウトにしてから一塁ベースを踏み、フリーマンをフォースアウトにして試合を終わらせた。



同メディアによると、大谷のアウトを先に取ったことでフリーマンのアウトが「フォースアウト」として成立し、三塁走者の生還が無効になるという、プレーの順番が決定的な意味を持つ場面でもあった。



春季キャンプで磨いた"まさかの場面"



エドワーズ本人は「本能的なプレーだ。フリーマンの足なら二塁打を狙えると思っていたが、あのゴロなら絶対に取りに行こうと決めた。大谷が帰塁しようとしているのを見て、あとはタッチして一塁を踏むだけだと」と語った。同メディアによると、このプレーはマーリンズが春季キャンプで内野陣に繰り返し施していた守備練習の成果でもあり、指揮官のクレイトン・マクカローも「シナリオを考え抜く練習を重ねてきた」と述べている。一塁の守備位置で待っていたコナー・ノービーは「彼が走ってくる、なんで?」と頭の中が追いつかなかったと明かした。ドジャースはチャレンジで判定に異議を唱えたが覆らず、球場全体が一瞬何が起きたか把握できない珍プレーのまま試合が終わった。

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