[明治安田J1百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦 13-14位決定戦、横浜F・マリノス 3-0 清水エスパルス、6月6日、横浜・日産スタジアム]
明治安田J1百年構想リーグの13-14位決定戦で14位に終わった清水エスパルスは、シーズン最後の大一番で厳しい現実を突きつけられた。
6月6日(土)に行われた横浜F・マリノスとのプレーオフラウンド第2戦は0-3で完敗。
試合では29分と66分に天野純、89分に井上太聖に得点を許し、攻守両面で主導権を握られた。
ヴィッセル神戸を2023年・2024年とJ1連覇へ導き、今季から清水を率いた吉田孝行監督も試合後、「本当に情けない試合。多くのサポーターの方が来てくれた中で、こんな試合をするのは本当に情けないですし、申し訳ない」と厳しく振り返った。
守備面については「ボールへの寄せ、ラインアップ、コンパクトにするところは相手のほうがしっかりやっていた」と分析。攻撃面でも「収まりがなく、攻撃できなかった」と課題を挙げた。そのうえで「後半少しチャンスは作れたが、まだまだ。自分たちの力のなさを感じたので、また次のシーズンしっかり準備してやっていく」と再出発を誓った。
また、記者からモチベーション面について問われると、「モチベーションで片付けるのは良くない。単純に自分たちも力不足だった」と断言。「しっかり見直さないといけないし、本当に危機感を持ってやらないと難しい。この先はどれだけ危機感を持ってやれるかが大事」と強い危機感を口にした。
今季の清水はリーグ戦を通じて波のある戦いが続いた。攻撃面では持ち味を発揮する試合もあった一方で、守備の安定感や試合運びに課題を残し、上位進出には届かなかった。プレーオフラウンドでも巻き返しを狙ったが、最後は横浜FMとの差を見せつけられる形となった。
しかしクラブは翌7日、吉田監督の2026-27シーズン続投を正式発表。シーズン途中での方針転換ではなく、指揮官に再建を託す決断を下した。
吉田監督はクラブを通じて次のようにコメントしている。
「エスパルスファミリーの皆様、日頃より温かいご支援、ご声援をいただき、ありがとうございます。今シーズンは皆様の期待に応える結果を残すことができず、悔しさの残るシーズンとなりました。しかし、この百年構想リーグで見えた課題をしっかりと分析し、一つひとつ改善していきます。そして何より、強くします。もっと強くします。タフに、アグレッシブに、どんな相手にも最後まで戦い抜けるチームを作り上げます。
横浜FM戦後に語った「危機感」と、続投発表時に掲げた「もっと強くする」という決意。14位という不本意な結果に終わった清水だが、クラブは吉田監督のもとで課題克服とチーム強化を進め、来季の巻き返しを目指すことになる。
日本が誇る“サッカーの街”の熱い期待を背負いながら、新たなシーズンへ向けた再建がすでに始まっている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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