中国メディアの参考消息は21日、中国の「魅力攻勢」が奏功し中国発着の国際線が回復傾向にあるとする記事を掲載した。

記事はまず、「中国発着の国際線は国境管理の緩和と経済活性化の必要性を追い風に回復を始めた」とする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)の18日付記事を取り上げ、中国の2月の国際線は2019年の水準の82%にまで回復したこと、中国と他国を結ぶ直行便の数は、中国が国境を再開した昨年年初は週500便未満だったが昨年末時点で週4782便まで回復したこと、中国当局はこの半年、多くの訪問者を呼び込むためにビザ規則を緩和してきたことなどに触れた。

さらに、米ウォール・ストリート・ジャーナルが18日付記事で、「中国政府は外国人を呼び戻す魅力攻勢を展開している」とし、「中国はここ数カ月、出張者や観光客のビザ取得をより簡単かつ安価にし、一部の人に対するビザ要件を完全に撤廃した。外国人居住者の生活をより魅力的なものにするため、税制上の優遇措置を延長した。中国の李強首相は今月初めの年次立法会議で、『中国への投資』をブランド化する取り組みを約束した」「この魅力攻勢は、中国の数十年にわたる記録破りの成長を支えた世界的な関係を回復する取り組みを示すものだ」と報じたことも取り上げた。(翻訳・編集/柳川)