中国メディアの環球網は12日、世界の3月の電気自動車(EV)販売台数が12%増加したことについて、「中国が推進した作用は明らかだ」と報じた。

市場調査会社ロー・モーション(Rho Motion)の発表によると、今年3月、世界の純電気自動車とプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は123万台で、前年同期比で12%増加した。

この増加は主に中国と米国の市場がけん引したものだという。

具体的には、中国市場の販売台数は前年同期比27%増と力強い成長を見せ、北米市場でも同15%増を記録した。一方、欧州市場は振るわず、同9%減少した。

ロー・モーションのデータマネジャー、チャールズ・レスター氏は「販売台数の伸びはやや鈍化した。近年需要が急成長する一方、ここ数カ月は消費者がより手ごろなモデルの発売を期待したためやや冷え込んだ」と分析した。

同氏はまた、「今年のEV販売台数は25~30%増加すると予測している」とする一方、「成長基調は維持しているものの、成長率は徐々に鈍化する可能性がある」との見方も示した。

(翻訳・編集/北田)