第9回アジア冬季競技大会の開幕まで、13日で残り300日となった。科技日報が伝えた。
ハルビン工業大学建築設計研究院有限公司開会・閉会式会場建築デザイナーの劉丹陽(リウ・ダンヤン)氏は、「会場の改修にはプレハブ工法を採用し、工場での加工と現場での組み立てにより工期を短縮する上、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有機揮発物質の放出も減らせる」と述べた。
アイスアリーナの高度化改修工事も同時進行中だ。会場の建設業者であるハルビン都市発展投資集団プロジェクト部長の秦緒林(チン・シューリン)氏は、「空調装置、製氷システム、除湿システムなどの設備はエネルギー効率の高い製品を選択。特に会場の製氷システムは従来のエチレングリコール冷却剤を廃止し、冷却効果が高い上、より低炭素で環境に優しいR134A冷却剤に切り替えた。
会場の改修工事に当たっては、環境保護の新技術が積極的に推進され、活用されている。アジア冬季競技大会執行委員会選手サービス部環境保護専門チームの責任者である劉慶輝(リウ・チンフイ)氏は、「グリーンスポンジシティー、空気源ヒートポンプ、立体緑化などの技術を集積し、会場の省エネ改修を行い、会場の気密性によってエネルギー消費量を減らす。これにより会場は『呼吸する』グリーン建築物になる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)