2025年7月24日、香港メディア・香港01は、中国の新しい無人戦車の戦力について「主力戦車に迫る」と報じた。
記事は、中国北方工業が先日、新しい無人戦車「VU-10」を公開したと紹介。

また、車体の重さは11トン、最高時速は60キロ、最大航続距離は200キロ以上となっており、歩兵や地上部隊、ドローン・巡航ミサイルなど小型低空飛行体に有効な30ミリ機関砲と7.62ミリ同軸機銃を備えるとともに、妨害弾や煙幕発射装置といった自己防衛装備も搭載していると紹介した。
さらに、オプションとして搭載可能な単兵携行型対戦車ミサイルシステム「HJ-12」のスペックについても言及。赤外線焦点面アレイ画像シーカーの採用によって全天候作戦が可能であり、直線と放物線の2種類の弾道を描け、射程距離は2000メートル以上で、最大1100ミリの均質圧延装甲を貫通可能だと伝えている。

記事は、中国軍が無人地上車両のスペック向上を通じて陸戦の無人化・スマート化を強化し、陸軍装備の近代化を推進する意向があると見られていることを伝えた。(編集・翻訳/川尻)